【inov-8】ランニングシューズ全10モデル比較|おすすめはどれ?

  • inov-8のランニングシューズは種類が多くて、どのモデルを選べばいいかわからない
  • MUDTALONとTRAILTALONとTRAILFLYで、ソールや走り心地の何が違うのか知りたい
  • トレイルラン初心者でも失敗しないinov-8のモデルはどれ?

「inov-8」は2003年創業のイギリス発のトレイルランニングシューズを主力とするスポーツシューズメーカーで、地元のフェルランナーから山岳レースの第一線で走る選手まで支持される英国屈指のランニングシューズブランドです。ノーベル賞受賞素材のグラフェンを配合したアウトソールと、走る路面に合わせて打ち分けたラグ設計に定評があります

ランニングシューズは自分の走る路面や足づかいに合わないモデルを選んでしまうと、グリップの効き方や着地の安定感、走りの快適さにも影響します。ぬかるみでも岩場でも思い切って足を置くためにも、inov-8のランニングシューズは各モデルの性能や特徴の違いを理解して選ぶことが大切です

この記事では、inov-8の特徴や独自テクノロジーをわかりやすく解説し、現行のランニングシューズを全モデル比較します。走る路面や走り方に合わせたおすすめモデルも紹介しますので、inov-8のランニングシューズが気になっている人はぜひチェックしてください。

inov-8とはグリップ性能に特化したトレイルランニングシューズブランド

inov-8のランニングシューズは、イギリス湖水地方のフェルランニング(草地や岩場の山を駆け上がり駆け下りる競技)文化のなかから生まれたトレイル専用シューズです。2003年にウェイン・エディ氏が創業し、現在は日本でもデサントジャパンが正規販売元として展開しています。

濡れた岩や泥でも足を滑らせないという一点に振り切った設計が、inov-8と他のランニングシューズブランドを分ける最も大きな違いです。アウトソールのラグとラバー配合を路面ごとに設計し分けるという発想が、ラインナップ全体の骨格になっています。

inov-8のブランドコンセプト

自然のフィールドを走ることを前提に、グリップ・軽量性・地面を感じる接地感の3つを最優先する。inov-8のランニングシューズづくりは一貫してその軸で組み立てられています。舗装路を速く走るための道具ではなく、足元が定まらない山を走り切るための道具として設計されている点が出発点です。

厚底化と高反発化が進む現在のランニングシューズ市場のなかで、inov-8はあえてソールを地面に近く保つ方向を選んでいます。足裏で路面の傾きや石の位置を読み取れるため、荒れた下りでも次の一歩を置く場所を判断しやすくなります

ただし接地感を優先する分、ロードの厚底シューズのような包み込むクッションは期待できません。inov-8のシューズは、脚づくりができているランナーほど設計意図を生かしやすいランニングシューズです。

inov-8の特徴・強み

inov-8のランニングシューズ最大の特徴は、ラグ(靴底の突起)の高さを8mm / 6mm / 4mmの3段階で明確に打ち分けている点にあります。泥に食い込ませたいのか、乾いた岩を掴みたいのかで、選ぶべきファミリーが機械的に決まる仕組みです。

さらにinov-8は、同じシリーズのなかにドロップ(前足部と踵の高低差)違いの3グレードを用意しています。ゼロドロップのZERO、ドロップ4mmのSPEED、ドロップ6mmの標準グレードという構成で、走る路面と足づかいの好みを別々に選べます

素材面では、炭素原子1層からなるグラフェンをシューズのアウトソールに世界で初めて実用化したメーカーとして知られる存在です。グリップと耐摩耗性という相反する性能を同時に引き上げた点が、inov-8の技術的な強みです

inov-8の歴史・創業背景

inov-8は、既存のシューズでは湖水地方のフェルを満足に走れないと感じた1人のランナーの不満から始まりました。2003年に発売した初代モデルはMUDROC 290で、泥の斜面に噛みつくラグと軽さで一気に注目を集めています。

発売から3か月後には、初代モデルを履いた選手が世界的な山岳レースを制し、inov-8の名前はトップランナーの間に一気に広がりました。以降もぬかるみと岩という過酷な路面に的を絞った開発を続け、現在のランニングシューズのラインナップにつながっています。

inov-8の日本での展開

日本国内では、デサントジャパンがinov-8の正規販売元となり、公式オンラインストアと全国の取扱店舗でランニングシューズを購入できます。並行輸入品と違い、サイズ交換や初期不良の対応を受けられる点が国内正規流通のメリットです

inov-8が国内で展開するカテゴリは、ランニング(RUN)のほかにハイキング(HIKE)とトレーニング(GYM)の3つです。トレイルランニングシューズを軸に、山歩き用のミッドカットやジム向けのトレーニングシューズまでそろっています。

inov-8の機能とテクノロジー

inov-8のランニングシューズには、走る路面ごとに役割の異なる独自テクノロジーが搭載されています。搭載技術の名前と役割がわかれば、次の比較表のスペック欄で迷わずにモデルを絞り込める仕組みです

ここでは、モデル選びの判断材料になるinov-8の技術を、アウトソール・ミッドソール・中足部・インソールの4領域から解説します。

inov-8のランニングシューズに搭載されている代表的なテクノロジーは以下の6つです。

  • G-GRIP|グラフェンを配合したアウトソール
  • STICKY GRIP|柔らかい路面に噛みつくラバー
  • FLYSPEED PRO|超臨界発泡の軽量高反発フォーム
  • POWERFLOW PRO|耐久性重視のクッションフォーム
  • META-PLATE / META-FLEX|岩からの突き上げを抑える中足部構造
  • BOOMERANG FOOTBED|反発性を高めるインソール

G-GRIP|グラフェンを配合したアウトソール

G-GRIPは、ノーベル賞受賞素材であるグラフェンをラバーコンパウンドに配合したinov-8のアウトソール技術です。グラフェンは炭素原子が1層に並んだ非常に薄く強い素材で、ゴムに混ぜ込むことで硬度を上げずに強度だけを引き上げられます

一般的なラバーは、グリップを高めると柔らかくなって削れやすく、耐久性を高めると硬くなって滑りやすくなります。inov-8はグラフェンの配合によって、グリップ力と耐摩耗性を両立させました。

G-GRIPはinov-8の現行ランニングシューズのほぼ全モデルに横断採用されており、濡れた岩の上でも足裏が抜けにくくなります。ソールが早く減ることを気にして踏み込みを緩める必要がないため、下りでスピードを出したいランナーほど恩恵が大きい技術です

STICKY GRIP|柔らかい路面に噛みつくラバー

STICKY GRIPは、粘着性を高める方向で配合を変えたinov-8のアウトソールラバーです。硬い岩を掴むG-GRIPとは狙いが異なり、濡れた土や草地のように面が滑る路面での摩擦を稼ぐ役割を担います

inov-8の公式説明によると、STICKY GRIPは従来配合と比べて濡れた地面やトレイルでの滑り抵抗が36%向上しています。泥向けのMUDTALONファミリーに採用され、8mmの深いラグと組み合わせることで、噛み込みと粘りの両方で足元を止める設計です。

雨上がりの木道や粘土質の急斜面など、ラグだけでは対応しきれない場面でSTICKY GRIPは効きます。一方で乾いた岩場では耐摩耗の面でG-GRIPに譲るため、走る路面がぬかるみ中心の人向けの技術です

FLYSPEED PRO|超臨界発泡の軽量高反発フォーム

FLYSPEED PROは、窒素を使った超臨界発泡プロセスで成形されるinov-8のミッドソールフォームです。発泡させたガスの気泡を細かく均一にそろえることで、素材そのものを軽く仕上げながら反発を残せます

従来のEVA系フォームは、柔らかくすると沈み込んで反発が抜け、硬くすると衝撃が脚に返ってきました。inov-8のFLYSPEED PROは軽量性と反発性を同時に確保し、蹴り出しでソールが押し返してくる感触を生み出します。

FLYSPEED PROはゼロドロップのZEROグレードと、クッション量の多いFLYULTRA MAXに採用されています。ペースを上げたときに足が前に進む感覚を得やすく、レースや速い練習で走りを助ける素材です

POWERFLOW PRO|耐久性重視のクッションフォーム

POWERFLOW PROは、反発性のあるクッショニングと耐久性のバランスを取ったinov-8のミッドソール素材です。踏み込みの衝撃を受け止めつつ、繰り返しの圧縮でへたりにくい配合に振ってあります

日常的に距離を踏むトレーニングでは、走行距離が伸びるほどミッドソールがつぶれてクッションが痩せていきます。inov-8はPOWERFLOW PROをSPEEDグレードと標準グレードに採用し、買った直後の履き心地が長く続く構成にしました。

週に何度もトレイルを走る人や、1足を長く使いたい人にとって、POWERFLOW PROは扱いやすい素材です。最軽量やトップスピードを狙う性格ではないものの、練習量の多いランナーの足元を支えます

META-PLATE / META-FLEX|岩からの突き上げを抑える中足部構造

META-PLATEは、inov-8がミッドソールとアウトソールの間に挟むシャンク機能のプレートです。中足部のねじれを抑え、荒れた斜面で足が横に流れるのを防ぎながら、岩や木の根の突き上げから足裏を守ります

一般的なロックプレートは、保護性を高めるほど板のように硬くなり、路面の情報が足裏に伝わらなくなります。inov-8は屈曲性を残した構造で組むことで、足指の動きと接地感を保ったまま保護性を確保しました。

岩の多いハードなトレイルを長時間走ると、足裏の痛みが先に来て脚が止まります。中足部の構造で突き上げを減らせるため、テクニカルな下りでも足の置き場を選ばずに走り続けられる点がランナーにとってのメリットです

BOOMERANG FOOTBED|反発性を高めるインソール

BOOMERANG FOOTBEDは、再生素材由来のビーズを圧縮成形したinov-8の付属インソールです。踏み込んだ力をビーズがため込み、離地のタイミングで押し返すことで、弾むような乗り心地を生み出します

シューズの乗り味はミッドソールだけで決まると思われがちですが、足裏に直接触れるインソールの反発は体感差として大きく表れます。inov-8はBOOMERANG FOOTBEDを多くのランニングシューズに標準装備し、薄いソール構成のモデルでも足当たりが硬くなりすぎない調整が特徴です

長い下りや後半のペースアップで脚が重くなってきた場面でも、インソールの反発が一歩を軽くします。別売りインソールを買い足さずに完成した乗り味を得られる点も、inov-8のランニングシューズを選ぶ利点です

inov-8のランニングシューズ全10モデルの種類を比較

inov-8のランニングシューズのラインナップは、走る路面別の3ファミリーと、ドロップ別の3グレードを掛け合わせたマトリクス構造で組まれています。泥に強いMUDTALON、オールラウンドなTRAILTALON、硬いトレイル向けのTRAILFLYという3系統に、ロングラン特化のFLYULTRA MAXが加わる形です。

構造さえつかめば、モデル選びは「どこを走るか」と「どんな足づかいをしたいか」の2軸だけで決まります。まずは比較表で全体像を確認し、その後に続く各モデルの詳細で気になった1足を掘り下げてください。

スクロールできます
モデル名ラグ高ドロップミッドソールアウトソール用途
FLYULTRA MAX4mm6mmFLYSPEED PROG-GRIP(グラフェン配合)ウルトラ・ロングラン
TRAILFLY ZERO V24mm0mmFLYSPEED PROG-GRIP(グラフェン配合)岩場・ハードトレイル
TRAILTALON ZERO6mm0mmFLYSPEED PROG-GRIP(グラフェン配合)ソフトグラウンド速走
MUDTALON ZERO V28mm0mmFLYSPEED PROSTICKY GRIP泥・ぬかるみレース
TRAILFLY SPEED V24mm4mmPOWERFLOW PROG-GRIP(グラフェン配合)ハードトレイル速走
TRAILTALON SPEED6mm4mmPOWERFLOW PROG-GRIP(グラフェン配合)短中距離スピード
MUDTALON SPEED V28mm4mmPOWERFLOW PROSTICKY GRIP泥のスピードシューズ
TRAILFLY V24mm6mmPOWERFLOW PROG-GRIP(グラフェン配合)ハードトレイル長距離
TRAILTALON6mm6mmPOWERFLOW PROG-GRIP(グラフェン配合)オールラウンド長距離
MUDTALON V28mm6mmPOWERFLOW PROSTICKY GRIP泥・ソフト長距離

FLYULTRA MAX

FLYULTRA MAXの製品画像

項目内容
モデル名FLYULTRA MAX
ラグ高4mm
ドロップ6mm(前足18mm/踵24mm)
ミッドソールFLYSPEED PRO
アウトソールG-GRIP(グラフェン配合)

「FLYULTRA MAX」は、inov-8のランニングシューズのなかで最もクッション量の多い、ウルトラマラソンやロングラン向けのモデルです。前足部18mm・踵24mmという厚めのスタック構成を取りながら、路面を読む接地感まで失わない着地点にまとめています

軽さと反発を両立するFLYSPEED PROミッドソールに、グラフェン配合のG-GRIPアウトソールを組み合わせた構成です。4mmのラグは硬く締まったトレイルや林道でよく食いつき、長い下りでもソールが摩耗しにくい強みがあります。

一方で、8mmラグのMUDTALONと比べると深い泥では噛み込みが浅く、ぬかるみ主体のコースには向きません。100kmクラスのウルトラレースや長時間の山行を走る人、これまでinov-8の薄さでは脚が最後まで持たなかった人におすすめのランニングシューズです。

TRAILFLY ZERO V2

TRAILFLY ZERO V2の製品画像

項目内容
モデル名TRAILFLY ZERO V2
ラグ高4mm
ドロップ0mm(前足12mm/踵12mm)
ミッドソールFLYSPEED PRO
アウトソールG-GRIP(グラフェン配合)

「TRAILFLY ZERO V2」は、前足部と踵をどちらも12mmにそろえたゼロドロップ設計で、岩場や硬く締まったトレイルを速く走るためのinov-8のモデルです。踵が持ち上がらないぶん、足首から下が自然な角度のまま着地できます

4mmの浅いラグと薄めのソール構成が路面に張り付き、岩の傾きや凹凸を足裏でそのまま拾えます。反発の高いFLYSPEED PROが蹴り出しを押し返すため、テクニカルな区間でもリズムを崩さずに脚を回せる走り心地です

ゼロドロップはふくらはぎまわりへの負担のかかり方が変わるので、履き慣れていない人は短い距離から慣らすほうが安全です。ベアフット寄りの走りを好むランナーや、フォアフット接地で軽快に走りたい人におすすめします。

TRAILTALON ZERO

TRAILTALON ZEROの製品画像

項目内容
モデル名TRAILTALON ZERO
ラグ高6mm
ドロップ0mm(前足12mm/踵12mm)
ミッドソールFLYSPEED PRO
アウトソールG-GRIP(グラフェン配合)

「TRAILTALON ZERO」は、6mmラグとゼロドロップを掛け合わせた、路面を選ばないレース向けのinov-8のランニングシューズです。3ファミリーのちょうど真ん中に位置し、乾いた道と柔らかい道のどちらでも極端に苦手をつくらない設計になっています

6mmという中間的なラグ高は、土に刺さる深さを確保しつつ、硬い路面でも突起が邪魔にならない絶妙な高さです。ミッドソールにはFLYSPEED PROを採用し、ゼロドロップの接地感を保ったまま前へ進む力を確保しています

泥だけ、岩だけと決め打ちできないコースでは、TRAILTALON ZEROの守備範囲の広さが効きます。1足でいろいろなコースを走りたい人や、当日まで路面状況が読めないレースに備えたい人におすすめの1足です。

MUDTALON ZERO V2

MUDTALON ZERO V2の製品画像

項目内容
モデル名MUDTALON ZERO V2
ラグ高8mm
ドロップ0mm(前足12mm/踵12mm)
ミッドソールFLYSPEED PRO
アウトソールSTICKY GRIP

「MUDTALON ZERO V2」は、8mmの深いラグとゼロドロップを組み合わせた、泥とぬかるみに特化したinov-8のレースモデルです。フェルランニング発祥のブランドらしく、足元が定まらない斜面で戦うことを前提に組み立てられています。

8mmのラグが柔らかい地面へ深く刺さり、滑り抵抗を36%高めたSTICKY GRIPが泥の膜ごと路面を掴みます。ゼロドロップによって足裏全体で荷重を受けられるため、急な登りでもつま先の空回りが起きにくい設計です

深いラグは舗装路やドライな岩ではゴツゴツと当たり、アプローチの林道走りでは快適とは言えません。雨の日のトレイルレースや泥だらけのクロスカントリー、OCR(障害物レース)に挑むランナーにおすすめのランニングシューズです。

TRAILFLY SPEED V2

TRAILFLY SPEED V2の製品画像

項目内容
モデル名TRAILFLY SPEED V2
ラグ高4mm
ドロップ4mm(前足7mm/踵11mm)
ミッドソールPOWERFLOW PRO
アウトソールG-GRIP(グラフェン配合)

「TRAILFLY SPEED V2」は、ドロップ4mmのSPEEDグレードにあたる、硬いトレイルでのスピード練習やレースに向くinov-8のランニングシューズです。前足部7mm・踵11mmという薄いスタックが、地面との距離を徹底的に詰めています

ソールが薄いぶん着地の安定感が高く、細かい石を踏んでも足首がぐらつきにくいのが持ち味です。グラフェン配合のG-GRIPが濡れた岩でも踏ん張りを効かせ、ペースを上げたまま下りに突っ込めます

薄さと引き換えにクッションは最小限で、ロングレースの後半では足裏に疲労がたまりやすくなります。短中距離のトレイルレースでタイムを狙う人や、ゼロドロップは不安だが軽快さが欲しい人におすすめできるモデルです。

TRAILTALON SPEED

TRAILTALON SPEEDの製品画像

項目内容
モデル名TRAILTALON SPEED
ラグ高6mm
ドロップ4mm(前足7mm/踵11mm)
ミッドソールPOWERFLOW PRO
アウトソールG-GRIP(グラフェン配合)

「TRAILTALON SPEED」は、6mmラグとドロップ4mmを組み合わせた軽量スピードモデルで、短中距離を速く走り抜けるためのinov-8のランニングシューズです。オールラウンドなTRAILTALONの性格を保ったまま、ソールを薄く削ってスピード寄りに振ってあります。

6mmのラグは、乾いた登山道から少し湿った土まで幅広く食いつきます。軽量なアッパーとPOWERFLOW PROミッドソールの組み合わせにより、路面が次々に変わるコースでも足運びが重くなりません

耐久性のあるミッドソールを積んでいるため、レース用に温存せず日々のスピード練習でも使い切れます。起伏と路面変化の多いコースを走る人や、軽量な練習用シューズを探しているランナーにおすすめします。

MUDTALON SPEED V2

MUDTALON SPEED V2の製品画像

項目内容
モデル名MUDTALON SPEED V2
ラグ高8mm
ドロップ4mm(前足7mm/踵11mm)
ミッドソールPOWERFLOW PRO
アウトソールSTICKY GRIP

「MUDTALON SPEED V2」は、inov-8のランニングシューズのなかで最もミニマルな構成を取る、ぬかるんだトレイル向けのスピードシューズです。前足部7mm・踵11mmまで削ったスタックに8mmラグを組み合わせ、泥のなかでの機動力を最優先しています

薄く軽い作りとSTICKY GRIPのラバーによって、足を持ち上げるたびに泥に取られる感覚が小さくなります。深いラグが柔らかい地面に刺さり続けるので、滑って推進力を失う場面を減らせるのが強みです

保護性は最小限のため、岩の多いテクニカルコースや長時間のレースには不向きです。短距離のフェルレースや雨天のクロスカントリーなど、軽さとグリップを最優先したい場面で頼れるinov-8のランニングシューズとしておすすめします。

TRAILFLY V2

TRAILFLY V2の製品画像

項目内容
モデル名TRAILFLY V2
ラグ高4mm
ドロップ6mm(前足12mm/踵18mm)
ミッドソールPOWERFLOW PRO
アウトソールG-GRIP(グラフェン配合)

「TRAILFLY V2」は、硬いトレイル向けシリーズの標準グレードにあたり、inov-8のランニングシューズのなかで最もバランスの取れたモデルです。ドロップ6mmという一般的なトレイルシューズに近い設定で、ロードシューズからの乗り換えでも違和感が出にくくなっています

耐久性の高いPOWERFLOW PROミッドソールが日々のトレーニングの衝撃を受け止め、へたりにくさで1足を長く使えます。V2ではG-GRIPの配合が見直され、濡れた岩や木道でも安心して体重を預けられるようになりました。

尖った性能を持たないぶん、泥の深いコースやレースでの一発の速さでは専用モデルに譲ります。これからトレイルランを始める人や、日常のトレーニングで距離を踏みたい人にとって、最初の1足としておすすめのランニングシューズです。

TRAILTALON

TRAILTALONの製品画像

項目内容
モデル名TRAILTALON
ラグ高6mm
ドロップ6mm(前足12mm/踵18mm)
ミッドソールPOWERFLOW PRO
アウトソールG-GRIP(グラフェン配合)

「TRAILTALON」は、6mmラグの標準グレードとして、クッション性と反発性を両立させたinov-8のオールラウンドなランニングシューズです。ラインナップの中央に位置し、走る場所を限定せずに使える性格に仕上がっています

中間的なラグ高とPOWERFLOW PROの組み合わせにより、登りでの蹴り出しと下りでの受け止めがどちらも安定します。足幅の広いランナー向けのワイド展開が用意されている点も、海外ブランドのシューズが窮屈に感じる人にとって見逃せない要素です。

日によって走る場所が変わる人、1足で山も林道もこなしたい人にはTRAILTALONが扱いやすい選択になります。足幅で悩んできたランナーにも、inov-8のランニングシューズのなかでは特におすすめできる1足です

MUDTALON V2

MUDTALON V2の製品画像

項目内容
モデル名MUDTALON V2
ラグ高8mm
ドロップ6mm(前足12mm/踵18mm)
ミッドソールPOWERFLOW PRO
アウトソールSTICKY GRIP

「MUDTALON V2」は、泥向けシリーズの標準グレードにあたり、8mmラグのモデルのなかで最もクッション量を確保したinov-8のランニングシューズです。前足部12mm・踵18mmのスタック構成により、ぬかるみでの長時間走行に耐えられる作りになっています

8mmの深いラグとSTICKY GRIPで泥を掴む性能を保ちながら、POWERFLOW PROミッドソールを厚めに取って着地の衝撃を吸収します。SPEEDグレードでは脚が持たなかった距離でも、MUDTALON V2なら最後まで踏み込みを維持できるのが強みです

ドライな岩場ではラグが高すぎて接地が不安定になるため、走る場所は選ぶモデルです。泥や草地の多いコースで長時間のトレーニングを積む人、フェルランニングに本格的に取り組むランナーにおすすめします。

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まとめ

この記事では、inov-8のブランドとしての立ち位置や独自テクノロジーを解説し、現行のランニングシューズを全モデル比較しました。ラインナップが路面別の3ファミリーとドロップ別の3グレードで整理されているため、構造さえ理解すれば候補は自然と絞り込めます

選び方の手順はシンプルです。まず走る場所で泥が多いならMUDTALON、路面が読めないならTRAILTALON、硬いトレイル中心ならTRAILFLYとファミリーを決めます。次に足づかいの好みで、接地感重視のZERO、速さ重視のSPEED、汎用性重視の標準グレードから選べば決まります。距離が長い走りが中心なら、クッション量の多いFLYULTRA MAXも選択肢の一つです。

迷ったときは、オールラウンドなTRAILTALONかTRAILFLY V2から試すと失敗しにくくなります。inov-8の国内正規品はデサントジャパンの公式オンラインストアと全国の取扱店舗で購入できますので、シューズ選びの参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

学生のころからランニングに親しみ、これまで複数ブランドのランシューを実際に購入して履き比べてきました。このサイトでは各モデルの機能やテクノロジーの違い、選び方をランナー目線で整理し、用途・性能別のおすすめモデルをわかりやすく紹介しています。

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