- THE NORTH FACEのランニングシューズって、トレイル専用?ロードでも履けるの?
- VECTIVシリーズってどんなモデルがあって、どれを選べばいいの?
- ノースフェイスのランニングシューズの評判や強みを知りたい
THE NORTH FACEは1966年に米国カリフォルニアで誕生したアウトドアブランドで、独自テクノロジーのVECTIV(ベクティブ)を搭載したランニングシューズを展開しています。
この記事では、THE NORTH FACEランニングシューズの特徴やVECTIVテクノロジーをわかりやすく解説し、現行5モデルをトレイル/ロードのグループ別に比較します。スタイル別のおすすめモデルも紹介しますので、ノースフェイスのランニングシューズが気になっている人はぜひ参考にしてください。
THE NORTH FACEとは?ブランド特徴と評判を紹介
THE NORTH FACEは登山・アウトドアウェアで世界的に知られるブランドですが、ランニングシューズのカテゴリーでも独自の存在感を放っています。ここではTHE NORTH FACEのブランドコンセプトと、ランニングシューズとしての特徴・価格帯を解説します。
THE NORTH FACEのブランドコンセプト
THE NORTH FACEは1966年に米国カリフォルニア州サンフランシスコで誕生したアウトドアブランドです。ブランド名は北壁(ノースフェイス)、つまり山の中でもっとも過酷な斜面に由来しており、登山・冒険を支えるプロダクト開発を原点としています。
ランニングシューズの領域ではトレイルランニングからスタートし、近年はロードランニングまで領域を広げています。山岳・登山由来のDNAを生かして、不整地での安定感と長距離での粘り強さを兼ね備えたシューズづくりが、ランニングカテゴリーにおけるTHE NORTH FACEの個性です。
THE NORTH FACEのランニングシューズの特徴・強み
THE NORTH FACEのランニングシューズは、すべてVECTIVと名付けられた独自テクノロジーを搭載している点が最大の特徴です。プレート・ロッカー・ラバーを一体設計したソールシステムで、着地から蹴り出しまでのエネルギーロスを最小化しています。
ランニングカテゴリーをVECTIVシリーズに絞っている点も特徴的です。THE NORTH FACEは安価なエントリーモデルを並べず、技術投資を反映したハイエンドラインで戦うブランドポジションを取っています。
THE NORTH FACEのランニングシューズの価格帯
THE NORTH FACEのランニングシューズは、税込24,200円〜33,000円というハイエンド帯で展開しています。一般的なスポーツブランドと比べてエントリー価格が高めに設定されており、ハイエンドモデルだけを揃えた構成です。
シリアスランナー向けのフラッグシップから完走志向のセカンドモデルまで、価格と性能のバランスを取ったランニングシューズが揃っているため、自分の目標タイムや使用シーンに合わせて選びやすい価格構成です。
THE NORTH FACEランニングシューズの機能・テクノロジー
ここではTHE NORTH FACEのランニングシューズに共通して搭載されている独自テクノロジーを解説します。VECTIVシステムを中心に、プレート・ロッカー・アウトソール・ミッドソールの4要素を理解しておくと、全モデル比較が一段とわかりやすくなります。
THE NORTH FACEのランニングシューズを支える代表的なテクノロジーは以下の5つです。
- THE NORTH FACEのVECTIVシステム|着地エネルギーを推進力に変える独自構造
- 3D VECTIVプレート|ねじれを抑えて推進力を生む立体プレート
- THE NORTH FACEのロッカー構造|前後方向への滑らかな体重移動を促す
- SurfaceCTRLラバー|10%天然ゴム配合のハイグリップアウトソール
- THE NORTH FACEのDREAMフォーム|軽量と高反発を両立するミッドソール素材
THE NORTH FACEのVECTIVシステム|着地エネルギーを推進力に変える独自構造
VECTIV(ベクティブ)システムは、2021年から展開されているTHE NORTH FACEのコアテクノロジーです。プレート・ロッカー・アウトソールラバーを一体化したソールシステムで、ランニング動作全体のエネルギーロスを抑える設計思想を持っています。
VECTIVシステムを搭載することで、着地時の衝撃が推進力に変換されやすくなり、長距離走行でも疲労が蓄積しにくくなります。フルマラソンやウルトラトレイルなど、走行時間が長くなるレースでこそ、ノースフェイスのVECTIVシステムの真価が発揮されます。
3D VECTIVプレート|ねじれを抑えて推進力を生む立体プレート
3D VECTIVプレートは、その名のとおり平面ではなく立体形状を採用したミッドソール内蔵プレートです。フォーク形状やウィング形状を組み合わせることで、足の左右方向のねじれを抑えながら、前方への推進力を強化する役割を担っています。
3D VECTIVプレートによってランナーは安定性と反発性をバランス良く受け取れるため、テクニカルなトレイルや高速ロードレースのどちらでも安心して足を出せます。THE NORTH FACEのランニングシューズが「不整地でもブレない」と評価される理由のひとつです。
THE NORTH FACEのロッカー構造|前後方向への滑らかな体重移動を促す
THE NORTH FACEのロッカー構造は、ソールの前後を緩やかに反らせた形状を持つランニングシューズ特有の設計です。着地から蹴り出しまでの体重移動を、まるで車輪が転がるように流れさせる効果を持っています。
ロッカー構造によって脚への負担が分散されるため、長距離走行でも疲労を抑えやすくなります。THE NORTH FACEのランニングシューズはフルマラソン以上の距離を想定したモデルが多く、ロッカー構造による疲労軽減効果が大きなアドバンテージになります。
SurfaceCTRLラバー|10%天然ゴム配合のハイグリップアウトソール
SurfaceCTRLラバーは、THE NORTH FACEがランニングシューズに採用しているハイグリップアウトソール素材です。コンパウンドに天然ゴムを10%配合することで、ドライ/ウェットを問わず高いグリップ性能を発揮するよう設計されています。
SurfaceCTRLラバーは耐摩耗性も高く、長距離トレーニングや雨天での使用にも適しています。THE NORTH FACEのランニングシューズは、路面コンディションを選ばずに走りたいランナーにおすすめの選択肢といえます。
THE NORTH FACEのDREAMフォーム|軽量と高反発を両立するミッドソール素材
THE NORTH FACEのDREAMフォームは、軽量性と反発性を高い次元で両立するために開発されたミッドソール素材です。VECTIV搭載モデル全機種に共通で採用されており、足が沈み込みすぎない反発感のある接地フィーリングを生み出します。
軽量と高反発を両立するDREAMフォームによって、ランナーはフルマラソンや100マイルレースの後半でも脚を残しやすくなります。THE NORTH FACEのランニングシューズが「最後まで脚が動く」と支持される理由は、DREAMフォームの貢献によるところが大きいといえるでしょう。
THE NORTH FACEランニングシューズの全モデルの種類と違いを比較
ここではTHE NORTH FACEのランニングシューズ現行5モデルを、「トレイルランニングシューズ」と「ロードランニングシューズ」の2グループに分けて比較します。グループごとに比較表とモデル詳細を順に紹介しますので、用途に合わせて読み進めてください。
THE NORTH FACEのランニングシューズを以下の2グループ別に解説します。
- トレイルランニングシューズ(VECTIV 3.0シリーズ)
- ロードランニングシューズ(2026年新展開)
トレイルランニングシューズ(VECTIV 3.0シリーズ)
トレイルランニングシューズのVECTIV 3.0シリーズは、2025年3月に発売されたTHE NORTH FACEのトレイル向け最新コレクションです。フラッグシップの「Summit VECTIV Pro 3」から完走志向の「VECTIV Enduris 4」まで全3モデルを掲載し、レース志向ランナーから初挑戦のトレイルランナーまで幅広くカバーします。
| モデル名 | 重量 | スタック高(ヒール) | ラグ高さ | プレート | 対象距離 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Summit VECTIV Pro 3 | 約295g | 39.0mm | 3.5mm | デュアルカーボン | ロング〜ウルトラ | 33,000円 |
| Summit VECTIV Sky 2 | 約240g | 27.0mm | 5.0mm | シングルカーボン | ショート〜ミドル | 29,700円 |
| VECTIV Enduris 4 | 約285g | 35.0mm | 4.0mm | 3D TPU | ロングディスタンス | 24,200円 |
Summit VECTIV Pro 3(33,000円)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Summit VECTIV Pro 3 |
| 重量 | 約295g(9インチ/片足) |
| スタック高(ヒール/フォアフット) | 39.0mm / 29.5mm |
| プレート | デュアルカーボン(TPU+C+フォーク型C) |
| ラグ高さ | 3.5mm |
THE NORTH FACEの「Summit VECTIV Pro 3」は、VECTIV 3.0シリーズの頂点に位置するフラッグシップトレイルランニングシューズです。ロングディスタンスからウルトラディスタンスまでのレースを、速さと安定感を両立して走り抜くために開発されたモデルです。
トレイルランニングの現場では、テクニカルな下りでもプレートが足のねじれを抑え、登りでは厚いミッドソールが脚への衝撃を吸収します。ラグ高さは3.5mmと控えめで、ハードな山岳路面だけでなく、フラットな林道や舗装混じりのコースでもスピードを落とさず走れる仕様です。
THE NORTH FACEの「Summit VECTIV Pro 3」は、UTMBやハセツネCUPなどのウルトラトレイルで表彰台を狙うエリートランナーから、100マイルレースの完走を狙うシリアスランナーまで、レース志向の高いランナーにおすすめのモデルです。
Summit VECTIV Sky 2(29,700円)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Summit VECTIV Sky 2 |
| 重量 | 約240g(9インチ/片足) |
| スタック高(ヒール/フォアフット) | 27.0mm / 21.0mm |
| プレート | シングルカーボン(フォーク形状3D) |
| ラグ高さ | 5.0mm |
THE NORTH FACEの「Summit VECTIV Sky 2」は、ショートからミドルディスタンスのトレイルレースを得意とする軽量モデルです。前作から約30g軽量化された約240gの軽さが武器で、テクニカルなコースでも軽快なフットワークを実現します。
トレイルランニングの中でも、スカイランニングやVK(バーティカルキロメーター、垂直距離1,000mを駆け上がる種目)など、スピードとアジリティが求められる競技で特に強みを発揮します。軽量でありながらカーボンプレートによる推進力もしっかり感じられる仕上がりです。
THE NORTH FACEの「Summit VECTIV Sky 2」は、ショート〜ミドルディスタンスのトレイルレースで上位を狙うランナーや、軽快で素早い走り心地を求めるトレイルランナーにおすすめのモデルです。
VECTIV Enduris 4(24,200円)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | VECTIV Enduris 4 |
| 重量 | 約285g(9インチ/片足) |
| スタック高(ヒール/フォアフット) | 35.0mm / 29.0mm |
| プレート | 3D TPU(ウィング+フォーク形状) |
| ラグ高さ | 4.0mm |
THE NORTH FACEの「VECTIV Enduris 4」は、「完走」をテーマに開発された長距離トレイルレース向けモデルです。前モデルから軽量化を実現しつつ、4.0mmラグでグリップ力を強化し、初〜中級トレイルランナーが安心して長い距離を走れる仕様に仕上げています。
トレイルの現場ではラグ高さ4.0mmが幅広い路面に対応し、山岳トレイルから里山コースまで安定したグリップを発揮します。3D TPUプレートが足のねじれを抑えるため、疲労が溜まる終盤でもフォームが崩れにくい点もメリットです。
THE NORTH FACEの「VECTIV Enduris 4」は、初めてのトレイルレースに挑戦するランナーや、フルマラソン以上の距離をマイペースで完走したいランナーにおすすめのモデルです。
ロードランニングシューズ(2026年新展開)
ロードランニングシューズの2026年新展開は、THE NORTH FACEのVECTIVコレクションとして初のロード向けラインナップで、2026年2月に発売予定の2モデルです。トレイルで培った安定感をロードに持ち込んだ「TRAIL to ROAD」シリーズとして、ハイスピード向けの「VECTIV Forward」とデイリートレーニング向けの「VECTIV Versa」を掲載します。
| モデル名 | 重量 | スタック高(ヒール) | プレート | 対象ペース | 推奨用途 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| VECTIV Forward | 約255g | 35.5mm | Pebax+カーボン | サブ4〜サブ3 | ロードレース | 27,500円 |
| VECTIV Versa | 約295g | 35.0mm | 3D TPU | ジョグ〜ペース走 | デイリートレーニング | 24,750円 |
VECTIV Forward(27,500円)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | VECTIV Forward |
| 重量 | 約255g(9インチ/片足) |
| スタック高(ヒール/フォアフット) | 35.5mm / 29.5mm |
| プレート | Pebax+カーボン(3D VECTIV) |
| 対象ペース | サブ4〜サブ3 マラソン向け |
THE NORTH FACEの「VECTIV Forward」は、「Summit VECTIV Pro 3」のジオメトリーと機能をベースに開発されたハイスピード向けロードランニングシューズです。重量約255g、6mmドロップという、フルマラソンのレース投入を想定した競技志向の仕様に仕上げられています。
レースの現場では、サブ4ペースの安定したリズム走行から、サブ3.5を狙うペースアップ局面まで、幅広いレース展開に対応します。フォアフットでもミッドフットでも、接地から離地までの動作が滑らかにつながる設計です。
THE NORTH FACEの「VECTIV Forward」は、フルマラソンでサブ4〜サブ3.5を狙うランナーや、安定感と反発性のバランスを求めるシリアスランナーにおすすめのモデルです。
VECTIV Versa(24,750円)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | VECTIV Versa |
| 重量 | 約295g(9インチ/片足) |
| スタック高(ヒール/フォアフット) | 35.0mm / 29.0mm |
| プレート | 3D TPU(VECTIVシステム) |
| 推奨用途 | デイリートレーニング・マルチランニング |
THE NORTH FACEの「VECTIV Versa」は、「Summit VECTIV Sky 2」のソールシステムをベースにロード向けへ最適化したマルチランニング対応モデルです。デイリートレーニングから幅広いペースに対応する設計で、1足で多用途をこなしたい市民ランナー向けのロードランニングシューズです。
ロード走行ではジョグペースでも反発が抜けにくく、ペース走では3D TPUプレートが推進力をサポートします。重量約295gと軽量レーシングよりは重めですが、その分クッション性と耐久性が高く、毎日の練習で履きつぶしにくい点もメリットです。
THE NORTH FACEの「VECTIV Versa」は、初マラソンに挑戦するランナーや、サブ5前後でのフィニッシュを目指すランナー、ジョグからペース走まで1足でこなしたい市民ランナーにおすすめのモデルです。
まとめ|THE NORTH FACEランニングシューズの選び方を整理
この記事では、THE NORTH FACEランニングシューズのブランド背景・VECTIVテクノロジー・全5モデルの違いを解説しました。VECTIVシステムを軸に、トレイルとロードを横断するシューズづくりがTHE NORTH FACEの個性であることをご理解いただけたのではないでしょうか。
VECTIVシリーズはすべてハイエンド帯のランニングシューズですが、その分だけ長距離での疲労軽減や悪路でのグリップ性能が高く、走力アップを目指すランナーにとって投資価値の高いブランドといえます。THE NORTH FACEのランニングシューズが、あなたの目標達成の一歩を支える選択肢になれば嬉しいです。


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