- 高ドロップ(ソールが厚い)なランニングシューズは何が良いの?
- ブランドごとにドロップ値やクッション性の違いがわからない
- 最新の高ドロップランニングシューズを知りたい
高ドロップのランニングシューズは、かかと部とつま先部のソールの高低差(ドロップ)が8〜12mmと大きいモデルです。かかと部が高いため、自然と体が前傾姿勢になり、体重がスムーズに前方へ移動して走りやすくなります。クッション性も高いので、ふくらはぎやアキレス腱への衝撃も軽減してくれます。
この記事では、高ドロップのおすすめランニングシューズの選び方と、ブランド別のおすすめモデルを紹介します。クッション性を重視して最新の1足を選びたいランナーは、ぜひ参考にしてください。
高ドロップのランニングシューズの特徴と選び方
ドロップ(ヒールドロップ)とは、ソールのかかと部と前足部の厚みの差をミリメートルで表した数値です。この差が8〜12mmと大きいものが一般に高ドロップと呼ばれ、4mm前後の低ドロップシューズとは走り心地が大きく異なります。
一方で、ドロップ値はわずか数ミリの違いでも体感が変わるシビアな数値です。自分の着地タイプや走力に合わないドロップを選ぶと、脚運びがぎこちなくなったり、特定の部位だけ疲れたりすることもあります。だからこそ、高ドロップのランニングシューズはモデルごとの数値とクッション設計を見極めて選ぶことが欠かせません。
高ドロップのランニングシューズのメリットと、自分に合うモデルを見極めるうえで押さえたいポイントは以下の5つです。
- ドロップ8〜12mmを基準に選ぶ
- かかと着地(ヒールストライク)のランナーに合うモデルを選ぶ
- クッション性の高いミッドソール素材で選ぶ
- 安定性・サポート性で選ぶ
- 用途(デイリートレーニング/ロング走)で選ぶ
ドロップ8〜12mmを基準に選ぶ
まず確認したいのが、そのモデルのドロップが高ドロップの目安レンジに入っているかどうかです。8mmはやや高めの入り口、10mmは標準的な高ドロップ、12mmはしっかりと傾斜を感じる高ドロップという位置づけになります。
ただし高ければよいわけではなく、普段の走り方との相性が前提です。迷ったら標準的な10mm前後のランニングシューズから試すと、高ドロップの感覚をつかみやすくなります。
かかと着地(ヒールストライク)のランナーに合うモデルを選ぶ
高ドロップの恩恵を最も受けられるのは、足のかかとから先に接地するヒールストライク型のランナーです。かかとの下に厚いクッションが配置されるため、接地の衝撃が一点に集中せず、脚全体へやわらかく分散されます。
かかと寄りで着地するランナーが高ドロップのランニングシューズを選ぶと、接地から蹴り出しまでの流れが自然になり、長い距離でも脚が削られにくくなります。
クッション性の高いミッドソール素材で選ぶ
走りの快適さを左右するのが、ソールの中間層にあたるミッドソールの素材です。各ブランドは独自の発泡フォームを開発しており、衝撃吸収と反発の両立にしのぎを削っています。
素材の特性はモデルごとに異なるため、後半で紹介する各ブランドのフォーム名とあわせて比較すると選びやすくなります。
安定性・サポート性で選ぶ
距離を踏むほど効いてくるのが、着地のぶれを抑える安定性とサポート性です。着地のたびに足首が内側へ倒れ込むオーバープロネーションの傾向があるランナーは、サポート構造の有無が走りやすさを大きく左右します。
ニュートラル(中立的なサポート)寄りのモデルとサポート重視のモデルでは履き味が変わるため、自分の脚のクセに合わせて選ぶのがポイントです。
用途(デイリートレーニング/ロング走)で選ぶ
最後に意識したいのが、どんなシーンでそのランニングシューズを使うかという用途です。毎日のジョグからロング走まで、走る距離やペースによって求めるクッション量やサポートは変わってきます。
普段履きとロング用で性格の違う高ドロップモデルを使い分けると、練習の質も上げやすくなります。
高ドロップのランニングシューズおすすめ9選
ここでは高ドロップのおすすめランニングシューズを、ブランド別に価格の手頃なモデルから順に紹介します。各モデルのコンセプト・搭載テクノロジー・おすすめのユーザー層を解説するので、比較検討の参考にしてください。
各ブランドから厳選した高ドロップのランニングシューズのおすすめは以下の9モデルです。
- 【Saucony】Ride 19
- 【Mizuno】Wave Rider 29
- 【adidas】Supernova Rise 2
- 【Brooks】Ghost 17
- 【Brooks】Glycerin 23
- 【New Balance】Fresh Foam X 880v15
- 【Nike】Pegasus 42
- 【ASICS】GEL-KAYANO 32
- 【ASICS】GEL-NIMBUS 28
【Saucony】Ride 19

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | Saucony |
| モデル名 | Ride 19 |
| 重量 | 約255g(メンズ公称) |
| ドロップ | 8mm |
| スタックハイト | 39mm / 30mm(ヒール/前足) |
| ミッドソール | PWRRUN+ |
Sauconyはアメリカ発祥のランニング専業ブランドで、走りやすさを突き詰めた中庸な履き味に定評があります。同社の「Ride 19」は、1足で毎日の練習を何でもこなすことを狙った万能デイリートレーナーで、クセの少ない高ドロップのランニングシューズを探す層から支持を集めています。
特定の走り方に偏らない素直なフィーリングのため、「Ride 19」は1足で通勤ランからジョグまで賄いたいランナーにおすすめのランニングシューズです。はじめて高ドロップを試す方にも扱いやすい1足といえます。
【Mizuno】Wave Rider 29

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | Mizuno |
| モデル名 | Wave Rider 29 |
| 重量 | 約265g(メンズ公称) |
| ドロップ | 10mm |
| スタックハイト | 38mm / 29mm(ヒール/前足) |
| ミッドソール | ENERZY NXT |
「Wave Rider 29」は、ミズノを代表するロングセラー「ウェーブライダー」シリーズの最新作です。安定志向のニュートラルモデルとして、長年にわたり幅広いランナーに選ばれてきた定番の高ドロップランニングシューズです。
着地の安定感がしっかりしているため、「Wave Rider 29」はフォームが安定しないランナーや、高めのドロップでロングジョグを淡々と走り込みたい層に向いています。

【adidas】Supernova Rise 2

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | adidas |
| モデル名 | Supernova Rise 2 |
| 重量 | 約266g(メンズ公称) |
| ドロップ | 10mm |
| スタックハイト | 34mm / 24mm(ヒール/前足) |
| ミッドソール | Dreamstrike+ |
アディダスの「Supernova Rise 2」は、デイリートレーニングを快適にこなすことをテーマに開発されたランニングシューズです。反発フォームとガイド構造を両立させ、初級から中級まで幅広く使える設計が魅力です。
反発感とサポートのどちらも妥協したくないランナーや、毎日のジョグからややペースアップした練習まで1足で対応したいランナーに適した高ドロップのランニングシューズです。

【Brooks】Ghost 17

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | Brooks |
| モデル名 | Ghost 17 |
| 重量 | 約286g(メンズ公称) |
| ドロップ | 10mm |
| スタックハイト | 36mm / 26mm(ヒール/前足) |
| ミッドソール | DNA Loft v3 |
ランニング入門者から絶大な支持を集めているのが、ブルックスの「Ghost 17」です。価格と性能のバランスがよいニュートラルの売れ筋として、毎日の練習に安心して使える定番の高ドロップランニングシューズに位置づけられます。
やわらかな履き味でフォームを崩しにくいため、「Ghost 17」はランニング初心者や復帰組、毎日の練習で脚を守りたいランナーにおすすめです。

【Brooks】Glycerin 23

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | Brooks |
| モデル名 | Glycerin 23 |
| 重量 | 約303g(メンズ公称) |
| ドロップ | 8mm |
| スタックハイト | 37mm / 29mm(ヒール/前足) |
| ミッドソール | DNA Tuned |
同じブルックスでも、クッションをとことん突き詰めた上位モデルが「Glycerin 23」です。ブランド最厚クラスの快適性を備え、長い距離を脚へのダメージを抑えながら走りたいランナーに向けた高ドロップのランニングシューズです。
足当たりのやわらかさが際立つため、「Glycerin 23」はロング走やスロージョグが中心で、とにかくクッションと快適性を優先したいランナーに向くモデルです。
【New Balance】Fresh Foam X 880v15

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | New Balance |
| モデル名 | Fresh Foam X 880v15 |
| 重量 | 約281g(メンズ公称) |
| ドロップ | 6mm(要確認) |
| スタックハイト | 40mm / 35mm(ヒール/前足) |
| ミッドソール | Fresh Foam X |
ニューバランスの定番デイリートレーナーとして親しまれているのが「Fresh Foam X 880v15」です。突出した個性よりも毎日履ける扱いやすさを重視した、バランス型のランニングシューズに仕上がっています。
クセのない万能なクッションと定評あるフィット感を備えるため、「Fresh Foam X 880v15」は毎日の練習を安定してこなしたいランナーや、足を包む履き心地を重視する層にフィットします。

【Nike】Pegasus 42

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | Nike |
| モデル名 | Pegasus 42 |
| 重量 | 約297g(メンズ公称) |
| ドロップ | 10mm |
| スタックハイト | 36mm / 22mm(ヒール/前足) |
| ミッドソール | ReactX |
ナイキのランニングシューズを代表する1足が「Pegasus 42」です。長く愛される「ペガサス」シリーズの最新作で、反発感のある走りを求めるランナーに選ばれてきた定番の高ドロップモデルです。
弾むような走り心地を好むランナーや、1足で幅広い練習をこなせる定番の高ドロップを探している層におすすめのランニングシューズです。

【ASICS】GEL-KAYANO 32

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ASICS |
| モデル名 | GEL-KAYANO 32 |
| 重量 | 約304g(メンズ公称) |
| ドロップ | 8mm |
| スタックハイト | 40mm / 31mm(ヒール/前足) |
| ミッドソール | FF BLAST+ ECO |
アシックスの安定性カテゴリーを長年けん引してきたのが「GEL-KAYANO 32」です。サポート機能を備えたスタビリティモデルとして、安心して距離を踏める高ドロップのランニングシューズの代名詞的な存在です。
着地で足首が内側に倒れ込みやすいオーバープロネーション傾向のランナーや、何より安定感を優先したい初級から中級者に適しています。

【ASICS】GEL-NIMBUS 28

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ASICS |
| モデル名 | GEL-NIMBUS 28 |
| 重量 | 約283g(メンズ公称) |
| ドロップ | 8mm(公称) |
| スタックハイト | 40mm / 34mm(ヒール/前足) |
| ミッドソール | FF BLAST+ ECO |
「GEL-NIMBUS 28」は、アシックスのニュートラル最厚クッションを担う人気機種です。サポート構造に頼らず、たっぷりのクッションで快適に距離を踏むことに特化した高ドロップのランニングシューズです。
厚いクッションに身をあずけてリラックスして走りたいランナーや、脚へのダメージを抑えてロングを走りたいロング派におすすめです。
高ドロップのランニングシューズを履くときの注意点
高ドロップのランニングシューズを最大限に活かすために、知っておきたい注意点を解説します。モデル選びとあわせて押さえておくことで、高ドロップの走りやすさを存分に引き出せます。
高ドロップのランニングシューズを使いこなすために知っておきたい注意点は以下の4つです。
- 自分の着地タイプ・走力に合うドロップか確認する
- スピード走や前足部着地には不向きな場合もある
- 低ドロップシューズと履き分ける
- 正しいサイズ選びとフィッティングを行う
自分の着地タイプ・走力に合うドロップか確認する
高ドロップは万人向けの仕様ではなく、着地タイプによって相性がはっきり分かれます。足の中央で接地するミッドフット着地や、つま先寄りで接地する前足部着地のランナーには、傾斜が強い高ドロップが合わないこともあります。
着地タイプと走力を把握したうえで選べば、高ドロップのランニングシューズの恩恵を取りこぼさずに走れます。
スピード走や前足部着地には不向きな場合もある
高ドロップのモデルは、安定性とクッションを重視したデイリートレーナーが中心です。かかとが厚く持ち上がっている構造は、ゆったり走るときに頼もしい反面、つま先で素早く地面を蹴るスピード走とは性格が異なります。
高ドロップが得意とするのはあくまで安定したジョグやロング走であり、苦手なシーンを正しく理解しておくことが大切です。
低ドロップシューズと履き分ける
1足のシューズだけを履き続けると、脚の同じ部位にばかり負荷がかかりやすくなります。そこでおすすめなのが、目的に応じて高ドロップと低ドロップを履き分ける使い方です。
すべてを1足でまかなおうとせず、性格の違うシューズを組み合わせる発想が、故障の予防にもつながります。
正しいサイズ選びとフィッティングを行う
クッションが厚い高ドロップ系は、サイズ感やかかとのホールドが走りの質を大きく左右します。ソールが厚いぶん、わずかなフィットのズレでも着地の安定感に影響が出やすいためです。
サイズとフィッティングを丁寧に合わせることで、高ドロップのランニングシューズが持つクッションと安定性をムダなく引き出せます。
まとめ:高ドロップのランニングシューズで快適に走り込もう
この記事では、高ドロップのおすすめランニングシューズと、その選び方を解説しました。ドロップ8〜12mmの高ドロップは、かかと着地のしやすさ、アキレス腱やふくらはぎへのやさしさ、そして着地の安定感という3つの強みを兼ね備えています。
ドロップを意識して選ぶだけで、毎日のランの脚の残り方は確かに変わります。自分の着地タイプ・走力・用途に合った1足を選び、高ドロップのランニングシューズで快適に距離を走り込んでください。


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