【NIKE】ランニングシューズ全モデル比較|全機種の違いとおすすめはどれ?

  • ナイキのランニングシューズはモデルが多くてどれを選べばいいかわからない
  • PegasusとVomeroの違いが気になる
  • レース用のカーボンシューズはどのモデルを選ぶべきか迷っている

NIKE(ナイキ)は、デイリートレーニング向けのシューズからマラソン世界記録を塗り替えたカーボンレーサーまで、幅広いラインナップを誇る世界最大のランニングシューズブランドです。

2025年にラインナップを大幅に刷新し、「反発のPegasus」「快適のVomero」「安定のStructure」の3軸に加え、レース用カーボンシューズとトレイルシューズという明快な体系に整理されました。

この記事では、NIKEのランニングシューズに搭載された独自テクノロジーをわかりやすく解説し、現行の全13モデルの種類と違いを比較します。スタイル・レベル・用途別のおすすめモデルも紹介しますので、NIKEのランニングシューズ選びの参考にしてください。

タップできる目次

NIKEのランニングシューズの特徴

NIKEは世界最大のスポーツブランドのひとつであり、ランニングシューズの分野でも常に業界をリードし続けています。ここではNIKEのブランドとしての特徴や歴史、ランニングシューズのラインナップについて解説します。

NIKEのブランドコンセプトと「Just Do It」

NIKE最大の特徴は、1988年に生まれたスローガン「Just Do It」に象徴されるブランドコンセプトです。

「Just Do It」は「とにかくやる、自分を高める」というメッセージをランナーやアスリートに伝えるための核心的な言葉で、NIKEの製品開発・マーケティング・アスリートとの契約すべてがこの哲学に貫かれています

NIKEのランニングシューズは、プロ選手が使う最先端テクノロジーを市民ランナーも体感できる形で提供することで、多くのランナーに「自分の限界を超えられる」という前向きな感覚を与えてきました。

NIKEの歴史とランニング部門の歩み

NIKEは1964年、オレゴン大学の陸上コーチであるビル・バウワーマンと、同大陸上部出身のフィル・ナイトが共同で「ブルーリボンスポーツ(BRS)」として創業したブランドです。

1971年に社名を「Nike(ニケ/勝利の女神)」へと変更し、象徴のスウッシュロゴが誕生しました。バウワーマンがワッフルメーカーからヒントを得た「ワッフルソール」は初期の大ヒット作となり、ランニングシューズブランドとしての地位を確立しました。

そして2016年以降、「Vaporfly」「Alphafly」に代表される厚底カーボンシューズがマラソン界を革命的に変え、世界記録の更新に貢献しました。NIKEのランニングシューズは今や、初心者からサブ2を狙うエリートランナーまで、あらゆる層に支持されています。

NIKEランニングシューズの特徴と価格帯

NIKEランニングシューズ最大の強みは、「ZoomX」「ReactX」「Zoom Air」「Flyplate」など独自テクノロジーの蓄積にあります。

各テクノロジーをシューズのポジションに応じて組み合わせ、デイリートレーニング用からフルマラソン専用レーサーまで、目的の明確なラインナップを展開しています。

価格帯は17,600円のデイリートレーナーから39,655円のレース用カーボンモデルまで幅広く、市民ランナーが憧れのプロ選手と同じテクノロジーに手の届く価格で触れられる点もNIKEが多くのファンに支持され続ける理由のひとつです。

NIKEランニングシューズの機能とテクノロジー

ここではNIKEのランニングシューズに搭載された主要テクノロジーを解説します。各テクノロジーの特性を把握しておくことで、モデル選びの判断軸が明確になります

NIKEのランニングシューズに採用されている代表的なテクノロジーは以下の4つです。

  • ZoomXフォーム
  • ReactXフォーム
  • NIKEのZoom Air(エアズーム)
  • Flyplate(カーボンファイバープレート)

ZoomXフォーム

ZoomXフォームは、NIKEが「史上最軽量・最高反発」と位置づけるミッドソール素材です。

もともと航空宇宙産業由来のPEBA(ポリエーテルブロックアミド)系素材を採用しており、従来のEVA系フォームと比較して約85%というエネルギーリターン率を誇ります。踏み込んだエネルギーを効率よく推進力に変換することで、ランナーの疲労を抑えながらスピードを維持できます。

NIKEのZoomXフォームは「Vaporfly 4」「Alphafly 3」などのカーボンレーサーだけでなく、「Pegasus Plus」「Vomero Premium」などのデイリートレーナーにも採用が広がっており、スピードを求めるあらゆるランナーに対応しています。

ReactXフォーム

ReactXフォームは、2023年に登場したNIKEの次世代ミッドソール素材で、従来の「React」フォームよりも反発力が13%向上しています。

クッション性と反発性のバランスに優れ、長距離走でも安定したライドを提供します。製造過程での二酸化炭素排出量を削減した環境配慮型素材でもあり、NIKEのサステナビリティへの取り組みも反映されています。

「Pegasus 42」「Vomero 18」「Structure 26」「Pegasus Trail 5 GTX」など、日常使いの主要モデルに広く採用されており、毎日のトレーニングを快適にこなすための「相棒」的な役割を担っています。

NIKEのZoom Air(エアズーム)

Zoom Airは、加圧エアと高張力繊維を組み合わせたNIKE独自のエアバッグユニットで、着地のたびに「跳ね返る」感覚を生み出す機構です。

「Pegasus 42」では前足部からヒールまでが一体化したフルレングスZoom Airを初搭載し、シリーズ44年の歴史で最大規模の構造変更を遂げました。前世代の「Pegasus 41」に対してエネルギーリターンが15%向上し、ランナーの推進力を高めています。

「Pegasus Premium」ではさらに進化し、コンピュテーショナルデザインによって足型に最適化された3次元の彫刻型Zoom Airを採用しています。AIエンジンが形状を最適化することで、踏み出しのたびに「走る・浮く」という独特の感覚を実現しています。

Flyplate(カーボンファイバープレート)

Flyplateは、ミッドソール内に内蔵されるNIKEのカーボンファイバープレートで、てこの原理を応用して足先への推進力を生み出します

「Vaporfly 4」「Alphafly 3」「Streakfly 2」「Ultrafly」に搭載されており、シューズによってプレートの形状・厚み・配置が異なります。距離に応じた最適な走り味を設計することで、フルマラソンから5kmレースまで異なる用途に対応しています。

NIKEのFlyplateはカーボン特有の反発力と推進力を最大限に引き出すよう設計されており、従来のシューズでは得られない「地面を蹴り出す爆発力」がランナーのレース結果に直結します。

NIKEランニングシューズ全モデルの種類を比較

ここではNIKEの現行ランニングシューズ全モデルの種類と違いを解説します。「Pegasus(反発)」「Vomero(快適)」「Structure(安定)」の3シリーズとレース用カーボンシューズ、トレイルシューズの5カテゴリー別に、比較表と各モデルの詳細を順に紹介します

NIKEのランニングシューズを以下の5カテゴリー別に解説します。

  • Pegasusシリーズ(反発のオールラウンダー)
  • Vomeroシリーズ(快適性・最大クッション)
  • Structureシリーズ(安定感・サポート)
  • レーシングシューズ(カーボンプレート搭載)
  • トレイルランニング

Pegasusシリーズ(反発のオールラウンダー)

Pegasusシリーズは、1983年の誕生以来40年以上にわたってNIKEのランニングシューズラインナップを支える定番シリーズです。日々のジョグからテンポ走・ロング走まで幅広くこなす「迷ったらこれ」の万能シリーズで、グレード違いの全3モデルを展開しています。比較表の後に各モデルの詳細を紹介します。

モデル名重量スタック高(ヒール)ミッドソール用途価格(税込)
Pegasus Premium308g42.8mmZoomX+ReactX+Zoom Airスーパーデイリー/テンポ29,700円
Pegasus Plus244g33.0mmZoomXテンポ走/スピード練習19,800円
Pegasus 42286g36.0mmReactX+Zoom Air汎用デイリー17,600円

Pegasus Premium(29,700円)

Pegasus Premiumの製品画像

項目内容
モデル名Pegasus Premium
重量308g(US9)
スタック高ヒール42.8mm/前足部31.0mm
ミッドソールZoomX+ReactX+Zoom Air 3層
用途スーパーデイリー/テンポ走

NIKEの「Pegasus Premium」は、シリーズ史上初の3層クッション構造を採用した、Pegasusラインの最高峰モデルです。

ZoomXフォーム・ReactXフォーム・コンピュテーショナルデザインで最適化された彫刻型Zoom Airを組み合わせた3層構造により、「走る・浮く」という独特のライド感を実現しています。AIエンジンが足型に合わせてZoom Airの形状を最適化しているため、踏み出しごとにPegasusシリーズ史上最高の推進力を感じられます。

ロード走行でのエネルギー効率が高く、テンポ走やスピード練習でも十分な反発を提供します。カーボンプレート非搭載ながら、Pegasusシリーズとしての自然な走り心地を保ちつつ上位モデルに匹敵する推進力を発揮します

NIKEの「Pegasus Premium」は、Pegasusシリーズの頂点にある走り心地を体感したい上級者・中級者や、Pegasusを長年愛用してきて「最上位モデルを試したい」ランナーにおすすめのシューズです。

Pegasus Plus(19,800円)

Pegasus Plusの製品画像

項目内容
モデル名Pegasus Plus
重量244g(US9)
スタック高ヒール33.0mm/前足部23.6mm
ミッドソールZoomX(フルレングス)
用途テンポ走/スピード練習

NIKEの「Pegasus Plus」は、フルレングスのZoomXフォームをPegasusシリーズに初めて採用した、最軽量・高反発なテンポ用デイリートレーナーです。

US9サイズで244gというシリーズ最軽量の重量を実現しており、ZoomXフォームの高いエネルギーリターンを日常のトレーニングで体感できます。「Vaporfly」や「Alphafly」にも採用されているZoomXを、デイリートレーナーのポジションに落とし込んだ位置づけのシューズです。

軽さと反発力の組み合わせにより、テンポ走やインターバルトレーニングでのスピード感が高まります。ヒールスタックが33.0mmとシリーズ内で最も低く、自然な足運びのなかでZoomXの反発を感じやすい設計です。

NIKEの「Pegasus Plus」は、軽さとスピード感を両立させたい中〜上級者や、テンポ走・インターバル用の2足目を探しているランナーにおすすめのシューズです。

Pegasus 42(17,600円)

Pegasus 42の製品画像

項目内容
モデル名Pegasus 42
重量286g(US9)
スタック高ヒール36.0mm/前足部22.0mm
ミッドソールReactX+Zoom Air(フルレングス)
用途汎用デイリートレーナー

NIKEの「Pegasus 42」は、44年続くPegasusシリーズの最新スタンダードモデルで、スペックバランスに優れた万能デイリートレーナーです。

前足部からヒールまでが一体化したフルレングスZoom Airを初搭載し、前世代「Pegasus 41」に対してエネルギーリターンが15%向上しました。ReactXフォームとの組み合わせにより、反発とクッション性を高い次元で両立しており、日常のジョグから大会当日のウォームアップまで幅広く対応します。

ロードでの接地感が安定しており、前足部のトゥボックスに余裕を持たせた新設計のラストを採用したことで長時間の着用でも快適です。1足でさまざまな用途をカバーできる汎用性の高さが、Pegasus 42の最大の特徴といえます。

NIKEの「Pegasus 42」は、初めてのランニングシューズを探す初心者から、1足で日常練習〜大会まで対応したいランナーまで幅広くおすすめできるシューズです。

Vomeroシリーズ(快適性・最大クッション)

Vomeroシリーズは、「柔らかさ×厚さ」を追求したNIKEの最大クッションシリーズです。着地衝撃を徹底的に吸収し、リカバリーランからロングランに特化した設計で、全3モデルを展開しています。比較表の後に各モデルの詳細を紹介します。

モデル名重量スタック高(ヒール)ミッドソール用途価格(税込)
Vomero Premium326g50.1mmZoomX+Zoom Air×4リカバリー/イージーラン29,700円
Vomero Plus285g42.3mmZoomX(フルレングス)デイリー/リカバリー22,000円
Vomero 18298g42.5mmZoomX+ReactX(2層)マキシマムクッション17,600円

Vomero Premium(29,700円)

Vomero Premiumの製品画像

項目内容
モデル名Vomero Premium
重量326g(US9)
スタック高ヒール50.1mm/前足部41.3mm
ミッドソールZoomX+Zoom Air×4
用途リカバリー/イージーラン

NIKEの「Vomero Premium」は、ヒールスタック50.1mmというVomeroシリーズ最厚の構造を持つ、ラグジュアリークッションモデルです。

ZoomXフォームに加えて、ヒールと前足部にそれぞれZoom Airユニットを合計4基搭載しており、着地のたびに極上の沈み込みと跳ね返りを感じられます。競技規定を大きく上回る厚みで約85%のエネルギーリターン率を誇るZoomXの反発を、クッション性と同時に実現しています。

リカバリーランでの疲労軽減効果が高く、月間走行距離の多いランナーが翌日への疲れを残さずに走り続けるための1足として最適です。着地衝撃を徹底的に吸収するため、ひざや股関節への負担を最小化したいランナーに特に向いています。

NIKEの「Vomero Premium」は、月間走行距離が多いシリアスランナーや、関節への衝撃を最小化したい中高年ランナーにおすすめのシューズです。

Vomero Plus(22,000円)

Vomero Plusの製品画像

項目内容
モデル名Vomero Plus
重量285g(US9)
スタック高ヒール42.3mm/前足部32.7mm
ミッドソールZoomX(フルレングス)
用途デイリー/リカバリー

NIKEの「Vomero Plus」は、フルレングスのZoomXフォームを採用した、Vomeroシリーズの中位モデルです。

廃盤となった「Invincible 3」より4mm厚いZoomXフォームを搭載しており、ZoomXならではの柔らかさと高い反発性を、Vomeroシリーズの安定したフレームワークのなかで楽しめます。フルレングスのZoomXによりデイリートレーニングからロング走まで一貫した高クッション体験を提供します。

「Vomero 18」と比較してスタック高は近似していますが、ミッドソール素材がZoomX単体のTPEベースである点が異なります。ZoomXの柔らかさと反発を重視しながら、Vomeroシリーズの安定感も求めるランナーに向いています。

NIKEの「Vomero Plus」は、距離を伸ばしたいランナーや、高いクッション性のなかにも反発感を求める中級者にとって理想的なシューズです。

Vomero 18(17,600円)

Vomero 18の製品画像

項目内容
モデル名Vomero 18
重量298g(US9)
スタック高ヒール42.5mm/前足部28.6mm
ミッドソールZoomX+ReactX(2層)
用途マキシマムクッション/ロング走

NIKEの「Vomero 18」は、「柔らかさ×厚さ」というVomeroシリーズのコンセプトを最も手の届きやすい価格で実現した、基本モデルです。

上層にZoomX、下層にReactXを配置した異密度デュアルミッドソール構造により、着地時の柔らかな沈み込みと、蹴り出し時のしっかりとした反発を段階的に体験できます。スタック高42.5mmという厚みが着地衝撃をしっかりと吸収し、ロング走やリカバリーランで足への負担を和らげます。

廃盤となった「Invincible」シリーズの後継として設計されており、クッション重視のランナーが求めていた「柔らかさと高さ」を継承しています。Vomeroシリーズのなかで最もリーズナブルな価格帯で、クッション性を重視したい初〜中級者の入口として最適な1足です。

NIKEの「Vomero 18」は、クッション性を最優先する初〜中級者や、ジョグ・リカバリーランに特化した1足目を探しているランナーにおすすめのシューズです。

Structureシリーズ(安定感・サポート)

Structureシリーズは、オーバープロネーション(過回内)傾向のあるランナーや、安定したフォームでゆっくり距離を踏みたいランナー向けのNIKEシリーズです。現行は「Structure 26」の1モデル展開で、以下にスペックと詳細を紹介します。

モデル名重量スタック高(ヒール)ミッドソール用途価格(税込)
Structure 26298g36.1mmReactX(フルレングス)スタビリティ/デイリー17,600円

Structure 26(17,600円)

Structure 26の製品画像

項目内容
モデル名Structure 26
重量298g(US9)
スタック高ヒール36.1mm/前足部26.0mm
ミッドソールReactX(フルレングス)
用途スタビリティ/デイリー

NIKEの「Structure 26」は、「クッションでも反発でもない、安定感という第3の価値」を提供するサポート型デイリートレーナーです。

Structureシリーズで初めてフルレングスのReactXミッドソールを採用し、中足部のサポートシステムを組み合わせることでオーバープロネーション傾向のあるランナーの接地を安定させます。前世代から前足部のAir Bagを廃止し、安定感に特化した設計に変更することで、よりスムーズな体重移動を実現しています。

実際の走行では、着地から蹴り出しにかけて土踏まずとかかとを包み込むようなサポート感が得られ、フォームの崩れを抑えながら長距離を走れます。日常のデイリートレーニングだけでなく、長時間の立ち仕事後にランニングする方にも兼用しやすい設計です。

NIKEの「Structure 26」は、フォームが安定しない初心者や、過回内・過回外が気になるランナー、怪我後のリスタートで安定性を重視したいランナーにおすすめのシューズです。

レーシングシューズ(カーボンプレート搭載)

NIKEのレーシングシューズは、2016年以降のマラソン界を変えた「厚底カーボンシューズ」の核心ラインナップです。走る距離・レベルに応じた3モデルを展開しており、レース本番でのパフォーマンス最大化を追求しています。比較表の後に各モデルの詳細を紹介します。

モデル名重量ドロップスタック高(ヒール)カーボンプレート対象距離価格(税込)
Alphafly 3201g8.5mm38.1mmFlyplate+Zoom Air Podフルマラソン39,655円
Vaporfly 4184g8.6mm34.1mmフルレングスFlyplate5K〜フル29,700円
Streakfly 2128g3.7mm27.0mmカーボンプレート(中空)1マイル〜5K26,730円

Alphafly 3(39,655円)

Alphafly 3の製品画像

項目内容
モデル名Alphafly 3
重量201g(US9)
スタック高ヒール38.1mm/前足部29.6mm
ミッドソールZoomX×2+カーボンFlyplate
用途フルマラソン専用レース

NIKEの「Alphafly 3」は、前足部のZoom Airユニットが象徴のフルマラソン専用フラッグシップカーボンシューズです。

ZoomXフォーム2層・フルレングスFlyplate・前足部2連Zoom Airの3要素を組み合わせ、ストライドを伸ばす推進力とフルマラソン42.195kmを通じた一貫性を両立しています。前足部Zoom Airが生み出す「跳ね台」のような弾力感が、後半の失速を防ぐカギとなっています。

レース本番でのエネルギー効率が極めて高く、42kmを走り切る間も安定した推進力を維持します。ヒールドロップが8.5mmと走法を選ばない設定で、フルマラソンに特化した設計が距離を追うごとに真価を発揮します。

NIKEの「Alphafly 3」は、フルマラソンでサブ3〜サブ3.5を狙うシリアスランナーや、自己ベスト更新を目指す上級者にとっての最終兵器となるシューズです。

Vaporfly 4(29,700円)

Vaporfly 4の製品画像

項目内容
モデル名Vaporfly 4
重量184g(US9)
スタック高ヒール34.1mm/前足部25.5mm
ミッドソールZoomX+カーボンFlyplate
用途5K〜フルマラソンレース

NIKEの「Vaporfly 4」は、前作「Vaporfly 3」から約10%軽量化され、シリーズ史上最軽量に進化したカーボンレーサーです。

ZoomXフォームとフルレングスのカーボンFlyplateを組み合わせ、軽量性と推進力を高い次元で両立しています。Flyplateを前傾20度に角度調整し、不要なフォームを削ぎ落としたミッドソール設計により、「Alphafly 3」よりも大幅な軽量化を実現しています。184gという重量はレース本番での脚への負担を最小限に抑え、5kmから42.195kmまでの幅広い距離に対応します。

ドロップ8.6mmという設定でヒール着地からミッドフット着地まで対応し、レースレベルを問わず幅広いランナーにフィットします。「Alphafly 3」と比較してZoom Airユニットを持たない分、より軽快でシャープな走り心地が得られます。

NIKEの「Vaporfly 4」は、5km〜ハーフマラソンを中心に走るランナーや、フルマラソンでサブ4〜サブ3.5を狙う中〜上級者にとって最もバランスのとれたカーボンレーサーです。

Streakfly 2(26,730円)

Streakfly 2の製品画像

項目内容
モデル名Streakfly 2
重量128g(US9)
スタック高ヒール27.0mm/前足部23.3mm
ミッドソールZoomX×2+カーボンプレート
用途1マイル〜5K短距離レース

NIKEの「Streakfly 2」は、1マイルから5km・10kmの短距離レースに特化した、NIKE史上最軽量クラスのカーボンレーサーです。

初代「Streakfly」から40gの軽量化を実現し、128gという圧倒的な軽さを誇ります。トラックスパイク用のラストをベースに設計し、ドロップを3.7mmに抑えたフォアフット寄りの設定で、前足部からの素早いターンオーバーを促進します。フルレングスのカーボンFlyplateが着地のたびに高い反発を生み出し、短距離レースでの最高速度を引き出します。

ヒールスタックが27.0mmとカーボンレーサーのなかで最も低く、接地感が鋭く素直なレスポンスを返します。短距離向けの超軽量設計のため、長距離走行には向きませんが、スピードインターバルやテンポ走の練習でも高いパフォーマンスを発揮します。

NIKEの「Streakfly 2」は、トラックやロードの短距離レースに挑むランナーや、ポイント練習用の「速い1足」を探す中〜上級者にとっての最強ツールとなるシューズです。

トレイルランニング

NIKEのトレイルランニングシューズは、山岳・不整地でのランニングに特化した4モデルを展開しています。ロード寄りのエントリーモデルから本格テクニカルコース向け、レース用カーボン搭載モデルまで幅広くラインナップしており、比較表の後に各モデルの詳細を紹介します。

モデル名重量ドロップスタック高(ヒール)ミッドソール用途価格(税込)
Ultrafly286g11.8mm36.6mmZoomX+カーボンFlyplateトレイルレース/ウルトラ36,300円
Pegasus Trail 5 GTX281g8.3mm32.1mmReactXロード〜ライトトレイル19,250円
Kiger 10263g3.7mm28.3mmCushlon 3.0テクニカルトレイル18,700円
Wildhorse 10312g10.9mm38.3mmReactXイージー〜中難度トレイル16,500円

Ultrafly(36,300円・参考価格)

Ultraflyの製品画像

項目内容
モデル名Ultrafly
重量286g(US9)
スタック高ヒール36.6mm/前足部24.8mm
ミッドソールZoomX+カーボンFlyplate
用途トレイルレース/ウルトラ

NIKEの「Ultrafly」は、Nike Trailシリーズで初めてカーボンFlyplateを搭載したトレイルランニング用フラッグシップシューズです。

ZoomXフォーム・カーボンFlyplate・Vibram Megagripアウトソールを組み合わせ、スピードと安定したグリップ力を山岳コースで実現しています。25の州・7か国で13回にわたるフィールドテストを経て開発された設計は、ロングレースから過酷なウルトラレースまで一貫したパフォーマンスを約束します。

Vaporweaveアッパーが長距離レースでも軽量で快適な履き心地を維持し、ヒールドロップ11.8mmというロッカー構造がトレイルでの体重移動をスムーズにします。Vibram Megagrip Litebase(厚さ1.0mm)アウトソールが岩・砂・泥のあらゆる路面で確かなグリップを発揮します。

NIKEの「Ultrafly」は、トレイルレースで好成績を狙うシリアストレイルランナーや、ロング・ウルトラ系のレースに挑む上級者にとっての最終兵器となるシューズです。

Pegasus Trail 5 GORE-TEX(19,250円・参考価格)

Pegasus Trail 5 GORE-TEXの製品画像

項目内容
モデル名Pegasus Trail 5 GORE-TEX
重量281g(US9)
スタック高ヒール32.1mm/前足部23.8mm
ミッドソールReactX+GORE-TEX防水
用途ロード〜ライトトレイル

NIKEの「Pegasus Trail 5 GORE-TEX」は、ロードランニングで定評ある「Pegasus」の走り心地を不整地に持ち込んだ、ロード〜ライトトレイル兼用モデルです。

ReactXフォームを採用したミッドソールが高いクッション性と反発性を提供し、GORE-TEXメンブレンが雨天・泥濘路面での浸水を防ぎます。防水機能を持つトレイルシューズでありながら、ロードでの快適な走り心地も両立しているため、天候や路面を問わず1足で幅広いシーンをカバーできます。

ドロップ8.3mmという設定でヒール着地からミッドフット着地まで対応し、舗装路から軽い山道まで無理なく移行できます。NIKEのトレイルシューズのなかで、ロードとトレイルの境界線上に位置するモデルです。

NIKEの「Pegasus Trail 5 GORE-TEX」は、街ランから軽い山道まで1足で走りたいランナーや、トレイルランニングを始めたばかりの入門者にとって最も使いやすいシューズです。

Kiger 10(18,700円・参考価格)

Kiger 10の製品画像

項目内容
モデル名Kiger 10
重量263g(US9)
スタック高ヒール28.3mm/前足部24.6mm
ミッドソールCushlon 3.0+ロックプレート
用途テクニカルトレイル/レース

NIKEの「Kiger 10」は、10代目にわたってアップデートを重ねてきたNike Trailの定番モデルで、スピード重視のテクニカルトレイルに特化しています。

Kiger 10で初めてVibram Megagripアウトソールを採用し、岩場・木の根の多いコースでの卓越したトラクションと耐久性を実現しました。前足部のロックシールドが石や木の根からの衝撃を保護し、Cushlon 3.0フォームミッドソールがテクニカルコースでの安定した接地感を提供します。

ドロップ3.7mmというフォアフット寄りの設定は50km未満のレース向けに最適化されており、スタックが低めの設計で地面の形状を感じながら走れます。4モデル中最も軽量で、テクニカルなコースを高速で駆け抜けるランナーに向いています。

NIKEの「Kiger 10」は、岩場・急斜面などテクニカルなコースを速く走りたい中級者や、短〜中距離のトレイルレースを中心に走るランナーにおすすめのシューズです。

Wildhorse 10(16,500円・参考価格)

Wildhorse 10の製品画像

項目内容
モデル名Wildhorse 10
重量312g(US9)
スタック高ヒール38.3mm/前足部27.4mm
ミッドソールReactX+ロックプレート
用途イージー〜中難度トレイル

NIKEの「Wildhorse 10」は、ショートトレーニングからウルトラマラソンまで対応する「全方位型」トレイルシューズです。

ReactXフォームを採用したことで前世代より3mmスタックが増し、かつ35gの軽量化も実現しています。クッション性と走行距離への耐性を両立した設計で、5kmの短いラントレーニングからウルトラレースまでさまざまな用途に対応できます。

ヒールスタック38.3mmとトレイルシューズのなかでも高い部類に入り、長距離走行での疲労蓄積を抑えます。前足部のロックシールドが岩・砂利・木の根から足裏を保護し、幅広いトレイル路面での安定感を確保します。

NIKEの「Wildhorse 10」は、長距離トレイルを走るランナーや、岩・砂利・土が混在する不整地でクッション性と安定感を求めるランナーにおすすめのシューズです。

まとめ

この記事では、NIKEのランニングシューズのブランド特徴・主要テクノロジー・現行全13モデルの種類と違いを解説しました

NIKEのラインナップは「Pegasus(反発)」「Vomero(快適)」「Structure(安定)」のデイリー3軸に加え、「Alphafly/Vaporfly/Streakfly」のカーボンレーサー、「Ultrafly/Wildhorse/Kiger/Pegasus Trail」のトレイルシューズという明快な体系で整理されています。迷ったときは、「スピード」「クッション」「安定」のどれを最優先するかを最初に決めることで、最適なカテゴリーを絞り込めます

初心者・1足目なら「Pegasus 42」「Vomero 18」「Structure 26」のどれかから始めると安心です。テンポ走重視なら「Pegasus Plus」、最高峰の走り心地を求めるなら「Pegasus Premium」や「Vomero Premium」が候補になります。レースに向けては距離に応じて「Vaporfly 4」(5km〜フル)・「Alphafly 3」(フルマラソン)・「Streakfly 2」(1マイル〜5km)を使い分けるのがおすすめです。NIKEのランニングシューズ選びの参考になれば嬉しいです

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

学生のころからランニングに親しみ、これまで複数ブランドのランシューを実際に購入して履き比べてきました。このサイトでは各モデルの機能やテクノロジーの違い、選び方をランナー目線で整理し、用途・性能別のおすすめモデルをわかりやすく紹介しています。

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

タップできる目次