【2026最新】厚底ランニングシューズおすすめ12選!ブランド別に徹底比較

  • 厚底ランニングシューズはどれを選べば失敗しないのかがわからない
  • ブランドごとにクッションや反発の違いが比較しづらい
  • 最新モデルからおすすめの厚底ランニングシューズを知りたい

厚底とは、ミッドソールを分厚く積み上げてクッション性と反発を両立させたランニングシューズの設計で、ヒール側のソール厚が概ね40mm以上のモデルを指します。もとはエリート選手のレース用でしたが、フォーム素材の進化とともに毎日のジョグ用まで裾野が広がりました。

走る目的に合わない厚底を選ぶと、着地でぐらついたり足が余計に重く感じられたりして、クッションの利点を受け取れないまま終わります。厚底の性能を100%引き出すためには、ソール厚やミッドソール素材といった選定の観点を理解し、走り方に合うランニングシューズを選ぶことが重要です。

この記事では、厚底ランニングシューズの選び方と、ブランド別のおすすめモデルを紹介します。最新モデルを比較検討中のランナーは、ぜひ参考にしてください。

タップできる目次

厚底ランニングシューズの特徴とおすすめの選び方

厚底ランニングシューズとは、ミッドソールを分厚く積み上げ、着地衝撃の吸収と蹴り出しの反発を同時に高めたシューズです。かつてはエリート選手が記録を狙うための特殊な設計でしたが、超臨界発泡フォームの普及によって、いまでは毎日のジョグ用モデルまで厚底が当たり前になりました。

厚いソールが着地の衝撃を受け止めるため、路面から伝わる突き上げが和らぎ、同じ距離を走っても走り終わりの脚の張りが軽く感じられます。長い距離を踏むランナーほど、厚底ランニングシューズに切り替えた違いを体感しやすくなります。

ただし厚底ならどれでも同じ、というわけではありません。フォームの硬さ、プレートの有無、安定性の作り込みはモデルごとにまったく違い、選び方を外すと走りにくさだけが残ります。ソール厚と素材を見て選べば、走行距離が伸びてきた初心者ほど恩恵は大きくなります。

厚底ランニングシューズを選ぶときに押さえておきたいチェックポイントは、以下の6つです。

  • ソール厚(スタックハイト)は40mm前後を目安に選ぶ
  • ミッドソールは超臨界発泡フォーム搭載モデルがおすすめ
  • プレート入りかプレートなしかを走る目的で選び分ける
  • 重量は250〜300gを目安にバランスを見る
  • 安定性を高める設計(サイドウォール・幅広アウトソール)をチェックする
  • ドロップは4〜8mmを目安に走り方に合わせる

ソール厚(スタックハイト)は40mm前後を目安に選ぶ

スタックハイトとは、地面から足が乗る面までのソールの厚みを表す数値です。一般に厚底と呼ばれる領域はヒール側が概ね40mm以上で、35mm前後のモデルは中間的な位置づけになります。

現行のランニングシューズには、ヒール55mmクラスの最大級から42mm前後の標準的な厚底まで幅があります。数値が大きいほど着地の沈み込みは深くなり、路面の硬さを感じにくくなる一方で、足の位置が地面から遠のいて接地は不安定になりやすい点がトレードオフです。

まずは40mm台前半を基準に据えるとバランスが取りやすくなります。クッションを最優先するなら45mm以上へ、地面を捉える感覚を残したいなら40mm前後へ振ると、厚底選びで大きく外すことがありません。

ミッドソールは超臨界発泡フォーム搭載モデルがおすすめ

厚底ランニングシューズの走り心地を決めるのは、ソールの厚みそのものより素材です。超臨界発泡フォームとは、窒素などのガスを高圧でフォーム材に溶かし込んで発泡させた素材で、従来のEVAより軽く反発が高いという特性を持ちます。

軽くて反発が高い素材だからこそ、厚く積んでも重量が跳ね上がらず、沈み込んだあとに前へ押し戻す力が残ります。各社は独自名称で展開しており、ミズノのMIZUNO ENERZY NXT、PUMAのNITROFOAM、ブルックスのDNA TUNEDなどが代表例です。

製品ページのミッドソール欄に公式のフォーム名が書かれているかを確認する習慣をつけると、同じ厚底でも走ったときの弾み方の違いを事前に見分けられます。素材名が明示されていないモデルは、クッション量のわりに重くなる傾向があります。

プレート入りかプレートなしかを走る目的で選び分ける

カーボンやグラスファイバー、ナイロンのプレートをミッドソールに挟んだモデルは、踏み込んだ力を前方向へ変換して推進力を高める設計です。ただし板のしなりに合わせて走らされる感覚が強く、脚づくりが済んでいないと特定の部位へ負担が偏ります。

毎日のジョグやウォーキング兼用で履くならプレートなし、ロング走やレースで記録を狙うならプレート入り、という分け方が基本の判断軸になります。プレートを積まなくても、高反発フォームを厚く積んだ厚底ランニングシューズなら推進力は十分です。

プレートを初めて試すなら、カーボンより弾性のあるナイロン系やグラスファイバー混のプレートから入ると、走らされる感覚に振り回されずに済みます。

重量は250〜300gを目安にバランスを見る

厚底はソールを厚く積む分だけ重くなりやすいジャンルです。27.0cm片足で概ね250〜300gが実用的な範囲で、250g台に収まるモデルは厚底のなかでも軽快な部類に入ります。

300gを超えるモデルはクッションを最優先した設計で、スピードを出す練習より、リカバリージョグや長時間の歩行に向きます。重さは走りのテンポに直結するため、用途を決めてから数値を見ることが大切です。

軽さとクッションは基本的にトレードオフの関係にあります。毎日のジョグを気持ちよく走りたいなら軽さ寄り、距離を踏んで脚の消耗を抑えたいならクッション寄りと、優先順位を決めてから候補を並べると迷いません。

安定性を高める設計(サイドウォール・幅広アウトソール)をチェックする

ソールが厚くなるほど足の位置は地面から遠くなり、着地の瞬間に左右へぐらつきやすくなります。厚底ランニングシューズを選ぶときは、ぐらつきを抑える構造が入っているかどうかが確認ポイントです。

具体的には、かかとを包み込んで足を沈み込ませるフレーム構造、ミッドソールの側壁が立ち上がって足を左右から支えるサイドウォール、接地面を横に広く取ったアウトソールの3つが安定性に効きます。厚みの数値だけを追うと、走ったときに足元が落ち着かないモデルを引き当てがちです。

走行フォームが固まっていない初心者や、体重があるランナーほど安定性の優先度は上がります。試し履きの段階で、かかとで立ったときに足元が横へ逃げないかを確かめておくと安心です。

ドロップは4〜8mmを目安に走り方に合わせる

ドロップとは、かかとと前足部のソール厚の差を表す数値です。厚底ランニングシューズでもドロップは4mm前後から10mmまで差があり、走り方との相性を大きく左右します。

ドロップが大きいモデルはかかとが持ち上がる分だけ前へ転がりやすく、かかと着地のランナーや初心者が扱いやすくなります。逆に4mm前後のフラット寄りは、足裏全体からフォアフットで接地する走り方と噛み合い、ふくらはぎを使って前へ進む感覚が強くなるのが特徴です。

普段の走り方がはっきりしない場合は、8mm前後の標準的な設定を選ぶと外しにくくなります。厚底のクッションに慣れてから、フラット寄りのモデルへ移る進め方も可能です。

厚底ランニングシューズおすすめ12選

ここでは厚底ランニングシューズのおすすめモデルを、ブランド別に紹介します。各モデルの特徴とソールの構造、おすすめのランナー層を解説するので、選び方の軸と照らし合わせながら読み進めてください。

今回ピックアップした厚底ランニングシューズのおすすめモデルは、以下のモデルです。

  • 【adidas】SUPERNOVA RISE 3
  • 【アシックス】NOVABLAST 6
  • 【アシックス】SUPERBLAST 3
  • 【HOKA】CLIFTON 11
  • 【HOKA】BONDI 9
  • 【ニューバランス】Fresh Foam X More v6
  • 【PUMA】MAGMAX NITRO 2
  • 【ナイキ】ボメロ プラス
  • 【ナイキ】ボメロ プレミアム
  • 【On】Cloudmonster 3
  • 【ミズノ】MIZUNO NEO VISTA 3
  • 【BROOKS】Glycerin MAX 2

【adidas】SUPERNOVA RISE 3

【adidas】SUPERNOVA RISE 3の製品画像

項目 内容
ブランド adidas
モデル名 SUPERNOVA RISE 3
ソール厚(スタックハイト) ヒール36mm/フォア28mm
重量 264g
ドロップ 8mm

「SUPERNOVA RISE 3」は、アディダスが毎日のトレーニングを支えるデイリートレーナーとして展開する厚底ランニングシューズの3代目です。レース用のアディゼロで積み上げた知見を、記録より走行距離を重ねる一般ランナー向けに落とし込んだ位置づけになります。

ミッドソールには再設計されたDREAMSTRIKE+を搭載し、やわらかい踏み心地と軽さを同時に成立させています。アウトソールのLIGHTTRAXIONは軽量性を保ったままグリップと耐久性を確保する構成で、ヒール36mm/フォア28mmという厚みでも264gに収まりました。ドロップは前作の10mmから8mmへ下げられ、かかとから前足部への体重移動が自然につながります。

厚底ランニングシューズを初めて試すランナー、ジョギングから流し、サブ4を狙うレースまで1足でカバーしたいランナーにおすすめです。ソール厚は控えめな部類なので、地面を捉える感覚を残したままクッションを足したい人にも向きます。

【アシックス】NOVABLAST 6

【アシックス】NOVABLAST 6の製品画像

項目 内容
ブランド アシックス
モデル名 NOVABLAST 6
ソール厚(スタックハイト) ヒール41.5mm/フォア33.5mm
重量 253g
ドロップ 8mm

「NOVABLAST 6」は、弾むような走り心地を掲げるアシックスの人気シリーズの6代目にあたる厚底ランニングシューズです。日常のランニングを楽しくすることをコンセプトに掲げ、代を重ねながら軽量化と推進力を高めてきました。

ミッドソールにはクッション性の高いFF BLAST MAXを敷き、前足部にはさらに反発性を高めたFF TURBO SQUAREDを配置しています。着地では衝撃を受け止め、蹴り出しでは押し返すという役割分担が、ヒール41.5mm/フォア33.5mmという厚みのなかで働く仕組みです。前足部のASICSGRIPが路面を選ばないグリップを担い、アッパーのエンジニアードウーブンが253gという軽さと通気性を支えます。

毎日のジョグを気持ちよく走りたいランナー、厚底の弾む感覚を手軽に体験したいランナーにおすすめのランニングシューズです。初心者〜中級者まで扱える万能さがあり、1足目の厚底として選びやすい設計になっています。

【アシックス】SUPERBLAST 3

【アシックス】SUPERBLAST 3の製品画像

項目 内容
ブランド アシックス
モデル名 SUPERBLAST 3
ソール厚(スタックハイト) ヒール46.5mm/フォア38.5mm
重量 239g
ドロップ 8mm

「SUPERBLAST 3」は、同じアシックスでもレース用のMETASPEEDシリーズの技術をトレーニング用へ転用した上位機です。プレートを入れず、厚いソールと素材だけで推進力を出すという設計思想を貫いた厚底ランニングシューズにあたります。

ミッドソールは上層にMETASPEEDシリーズと同じFF LEAP、下層にFF BLAST PLUSを積んだ2層構造で、やわらかさと反発を両立させました。前作採用のFF TURBO PLUS比で反発性は約15.2%向上し、27.0cm片足で約10g軽くなっています。トランポリンのようなポッド構造を備えたASICSGRIPのアウトソールが、ヒール46.5mmという高さでも弾む接地感を生みます。

ロング走やペース走をこなす中上級者、プレートに走らされる感覚は苦手でスピードは出したいランナーにおすすめです。239gという軽さもあり、フルマラソンのレース用まで守備範囲に入る厚底ランニングシューズとして使えます。

【HOKA】CLIFTON 11

【HOKA】CLIFTON 11の製品画像

項目 内容
ブランド HOKA
モデル名 CLIFTON 11
ソール厚(スタックハイト) ヒール42mm/フォア34mm
重量 265g
ドロップ 8mm

「CLIFTON 11」は、厚底というジャンルを一般ランナーへ広めたHOKAの看板デイリートレーナーです。最大級のクッションを掲げながら軽快さを手放さない設計で、シリーズを重ねながら完成度を高めてきたランニングシューズになります。

ミッドソールにはコンプレッション成型EVA(CMEVA)を採用し、ヒール42mm/フォア34mmの厚みを確保しながら27.0cmで265gに抑えています。かかとからつま先へ転がるように重心が移るメタロッカー構造のおかげで、厚底にありがちな足運びのもたつきが出ません。アッパーのエンジニアードジャガードニットは、足の甲を面で包み込むフィットを担います。

走る距離が伸びてきた初心者、厚底でも軽さを譲りたくないランナーにおすすめです。ジョギングから普段履きまで守備範囲が広く、1足のランニングシューズで用途をまたいで使えます。

【HOKA】BONDI 9

【HOKA】BONDI 9の製品画像

項目 内容
ブランド HOKA
モデル名 BONDI 9
ソール厚(スタックハイト) ヒール43mm/フォア38mm
重量 約298g
ドロップ 5mm

「BONDI 9」は、同じHOKAのなかでシリーズ最大級のクッションを担う厚底ランニングシューズです。走るための1足でありながら、立ち仕事や長時間の歩行用としても選ばれてきました。

ミッドソールには超臨界発泡で作られたスーパークリティカルフォームを採用し、ヒール43mm/フォア38mmという厚みでもふかつかない弾力を保ちます。かかと側を包み込むアクティブフットフレームが足の沈み込みを受け止め、メタロッカー構造が高い重心のまま前への体重移動をつなげます。約298gという重量は、クッションを最優先した設計の裏返しです。

体重があるランナー、走行距離が多い週にクッションを厚くしたいランナー、リカバリージョグ用の1足を探している人におすすめです。ドロップ5mmとフラット寄りの設定なので、足裏全体で接地する走り方とも噛み合います。

【ニューバランス】Fresh Foam X More v6

【ニューバランス】Fresh Foam X More v6の製品画像

項目 内容
ブランド ニューバランス
モデル名 Fresh Foam X More v6
ソール厚(スタックハイト) ヒール44mm/フォア40mm
重量 306g
ドロップ 4mm

「Fresh Foam X More v6」は、ニューバランスのランニングラインで最も厚いソールを持つマックスクッションモデルの6代目です。走る用途と日常の快適性を両立させる方針を掲げ、厚底ランニングシューズのなかでも快適性へ振り切った位置づけになります。

ミッドソールには同社の主力フォームであるFresh Foam Xを厚く積み、ヒール44mm/フォア40mmという高さを確保しました。ドロップ4mmというフラット寄りの設定が、厚底でも足裏全体で接地する自然な走り方を促します。v6ではかかとの接地面積を広げたアウトソール形状へ変更され、重心が高くても着地が落ち着くよう作り込まれました。

厚底のふかふかした履き心地を求めるランナー、走るだけでなく通勤や立ち仕事でも履きたい人におすすめです。306gと軽くはないため、スピード練習より距離を踏む場面で選びたいランニングシューズになります。

【PUMA】MAGMAX NITRO 2

【PUMA】MAGMAX NITRO 2の製品画像

項目 内容
ブランド PUMA
モデル名 MAGMAX NITRO 2
ソール厚(スタックハイト) ヒール46mm/フォア38mm
重量 275g
ドロップ 8mm

「MAGMAX NITRO 2」は、ランニングカテゴリーで存在感を増しているPUMAが、ブランドで最も厚いソールを与えたマックスクッションモデルの2代目です。超厚底でありながら軽いという難題を成立させた厚底ランニングシューズにあたります。

ミッドソール全体に窒素を注入した高反発素材NITROFOAMを用い、ヒール46mm/フォア38mmという厚みを確保しながら275gに抑えました。着地で沈み込んだあとに次の一歩を押し出す動きが強く、ドロップ8mmの設定と合わせてかかと着地でも前へ転がります。アウトソールには耐久性とグリップに定評のあるPUMAGRIPを配し、厚底で不安になりがちな接地の信頼性を担保しています。

46mmクラスの最大級クッションを試したいランナー、重さがネックで厚底を敬遠していたランナーにおすすめです。ロングジョグやLSDのように、時間をかけて距離を積む場面で持ち味が出ます。

【ナイキ】ボメロ プラス

【ナイキ】ボメロ プラスの製品画像

項目 内容
ブランド ナイキ
モデル名 ボメロ プラス
ソール厚(スタックハイト) ヒール45mm/フォア35mm
重量 292g
ドロップ 10mm

「ボメロ プラス」は、ナイキがランニングラインを反発のペガサス、快適性のボメロ、安定性のストラクチャーへ整理したなかで、クッション担当のボメロの上位に置かれた厚底ランニングシューズです。シリーズのなかでも新しく設けられた厚底ラインで、走り込みの快適性を主眼に設計されました。

ミッドソールの全面に、ナイキで最も軽く反発性の高いフォームであるZoomXを採用し、ヒール45mmの厚みを292gという重量に収めています。ZoomXはもともとヴェイパーフライやアルファフライといったレース用に使われてきた素材で、日常のトレーニング用へ厚く積んだ点が、ボメロ18よりやわらかく軽く反発性に優れるという評価につながりました。アッパーはエンジニアードメッシュで、通気性と足なじみを担当します。

ナイキの厚底を毎日のジョグで使いたいランナー、レース用カーボンシューズと同じフォームの感触を練習で味わいたい人におすすめです。ドロップ10mmとかかとが高めなので、かかと着地のランナーとも噛み合うランニングシューズになります。

【ナイキ】ボメロ プレミアム

【ナイキ】ボメロ プレミアムの製品画像

項目 内容
ブランド ナイキ
モデル名 ボメロ プレミアム
ソール厚(スタックハイト) 55mm(フルレングス)
重量 約351g
ドロップ 10mm

「ボメロ プレミアム」は、同じボメロシリーズの最上位で、ナイキがスーパートレーニングシューズと呼ぶ最大クッションモデルです。エリート選手が長距離を走り込みながら回復までを見据えて履く1足として設計され、厚底ランニングシューズの上限を押し広げました。

55mmというシリーズ史上最厚のスタックにZoomXフォームを積み、かかとと前足部には露出したエア ズーム ユニットを組み合わせています。厚みを増やすほど失われがちな接地の張りを、空気圧で反発するエアユニットが補う構成です。フルレングス55mmという高さゆえに約351gと重量はありますが、沈み込むだけで終わらない返りが残ります。

走行距離が多く回復を優先したい中上級者、厚底の最高峰を体験したいランナーにおすすめです。重さがある分スピード練習には向かず、距離を踏む日のクッション役として使い分ける前提で選ぶモデルになります。

【On】Cloudmonster 3

【On】Cloudmonster 3の製品画像

項目 内容
ブランド On
モデル名 Cloudmonster 3
ソール厚(スタックハイト) ヒール35mm/フォア29mm
重量 295g
ドロップ 6mm

「Cloudmonster 3」は、スイス発のOnが展開する象徴的なクッションモデルの3代目です。穴の空いた特徴的なソールの見た目そのままに、走ると弾むという独自の走行感で支持を集めてきました。

On独自のCloudTecクッショニングシステムがブランド史上初の3層構造へ進化し、着地でつぶれて衝撃を吸収したあと、反動で前へ弾く動きを強めています。クッション素材には2種類の硬度を組み合わせたHelionフォームを用い、ナイロン混のSpeedboardがしなって溜めた力を蹴り出しで解放します。ソール厚35mm、ドロップ6mmで295gという数値が、クッションと反発のバランス型であることの裏付けです。

他ブランドとは違う弾む走り心地を求めるランナー、デザイン性も重視して普段履きと兼ねたい人におすすめの厚底ランニングシューズです。より反発へ振ったCloudmonster 3 HyperにはHelion HFハイパーフォームが使われており、テンポ走まで踏み込みたい場合の選択肢になります。

【ミズノ】MIZUNO NEO VISTA 3

【ミズノ】MIZUNO NEO VISTA 3の製品画像

項目 内容
ブランド ミズノ
モデル名 MIZUNO NEO VISTA 3
ソール厚(スタックハイト) ヒール44.5mm/フォア36.5mm
重量 約265g
ドロップ 8mm

「MIZUNO NEO VISTA 3」は、国産ブランドのミズノが走るのが楽しくなるというテーマで立ち上げた厚底ラインの3代目です。日本人ランナーの足に合うフィットを土台に、反発と安定性と走行効率をまとめ直したランニングシューズになります。

超臨界発泡技術で生成したMIZUNO ENERZY NXTを含む2層構造のミッドソールが、ヒール44.5mm/フォア36.5mmの厚みでクッション性と反発性を同時に成立させます。加えて3D形状のグラスファイバー強化ナイロンプレートを内蔵し、平面のプレートでは得にくい安定性と反発を両立させました。約265g(27.0cm片足)という軽さも、プレート入りの厚底としては際立ちます。

国産ブランドのフィット感を重視するランナー、プレート入りの厚底ランニングシューズを初めて試すランナーにおすすめです。カーボンほど硬くないナイロン系プレートなので、脚づくりの途中でも扱いやすく仕上がっています。

【BROOKS】Glycerin MAX 2

【BROOKS】Glycerin MAX 2の製品画像

項目 内容
ブランド BROOKS
モデル名 Glycerin MAX 2
ソール厚(スタックハイト) ヒール45mm/フォア39mm
重量 310g
ドロップ 6mm

「Glycerin MAX 2」は、アメリカのランニング専門店で長くシェア上位を守るブルックスが、ブランド史上最も厚いソールを与えた最高峰クッションモデルの2代目です。日本ではアキレスが正規展開しており、公式オンラインで入手できる厚底ランニングシューズになります。

ミッドソールには次世代の窒素注入フォームDNA TUNEDを採用し、かかとは大きなセル、前足部は小さなセルという部位ごとに異なる構造で、やわらかい着地と力強い蹴り出しを1枚のフォームで両立させています。さらにGlideRoll Rocker構造が、ヒール45mm/フォア39mmという厚いソールでも転がるような重心移動を生み、ドロップ6mmの設定と噛み合って自然な走りにつながる構成です。

長い距離をゆっくり走るランナー、走り終わりの脚の重さを減らしたい人におすすめです。27.0cmで310gと重量はある分、スピード練習より距離を踏むジョグ向きという使い分けが前提になります。

厚底ランニングシューズを履くときの注意点

厚底ランニングシューズを最大限に活かすために、知っておきたい注意点を解説します。モデル選びと合わせて押さえておけば、厚底のクッションと反発を存分に引き出せるでしょう。

厚底ランニングシューズを長く快適に使ううえで意識したいポイントは、以下の4つです。

  • 最初はジョグや短い距離から慣らす
  • 厚底でも走り方のクセは消えないことを理解する
  • スピード練習や不整地では他のシューズと使い分ける
  • ミッドソールのヘタりを見て交換時期を判断する

最初はジョグや短い距離から慣らす

厚底ランニングシューズは、足首まわりやふくらはぎの使い方が薄底と変わります。いきなり長距離やスピード練習で使うと、慣れない筋肉の使い方から張りや違和感が出やすくなります。

まずは短めのジョグで数回履き、足元の感覚が落ち着いてから距離を伸ばす手順が安全です。厚底へ切り替えた直後は、これまでと同じペースで走っても接地のタイミングがわずかにずれます。

レース本番でいきなり初めて履くという使い方は避け、事前に本番と同じ距離を走っておくと、当日の違和感を減らせます。

厚底でも走り方のクセは消えないことを理解する

クッションが厚いぶん着地衝撃は和らぎますが、極端なかかと着地やオーバーストライドといったフォーム上の課題そのものは残ったままです。厚底ランニングシューズは衝撃を受け止める道具であって、走り方を矯正する道具ではありません。

むしろ厚底では重心が高くなるため、体の前方へ足を投げ出す接地をすると、着地の不安定さが大きく出ます。接地位置を体の真下へ近づける意識を持つと、厚いソールの反発を素直に受け取れます。

走りながら自分のフォームを確認しにくい場合は、スマートフォンで横から動画を撮り、足がどこに着いているかを見る方法が手軽です。

スピード練習や不整地では他のシューズと使い分ける

ソールが厚いモデルは足裏と地面の距離が遠く、接地感が伝わりにくくなります。インターバルやトラック練習のように地面を強く捉えたい場面では、厚みがかえって邪魔になります。

路面が荒れた場所や急な方向転換では、重心の高さがぐらつきに直結する点も弱点です。厚底ランニングシューズ1足に絞らず、ソールの薄いトレーニングシューズを併用し、ジョグと距離走は厚底、スピード練習は薄底という組み合わせで回すと走りの幅が広がります。

シューズを複数使い分けると、1足あたりの走行距離が分散するため、ミッドソールがへたるまでの期間も延びます。

ミッドソールのヘタりを見て交換時期を判断する

高反発フォームは、アウトソールのラバーが残っていてもクッション性のほうが先に落ちるものです。見た目がきれいだからまだ使える、という判断は厚底ランニングシューズでは通用しません。

交換の判断は走行距離の数値だけに頼らず、体感の変化を優先します。着地で底つき感が出た、弾む感覚が減った、着地音が大きくなったといった変化が現れたら、ミッドソールがへたりはじめた合図です。

クッションが落ちた厚底は、薄底より重いだけのシューズになります。走行距離を記録しておき、体感の変化と突き合わせて早めに入れ替えると、脚への負担を抑えたまま走り続けられます。

まとめ:厚底ランニングシューズで疲れにくいランを手に入れよう

この記事では、厚底ランニングシューズのおすすめモデルと選び方を解説しました。厚底は着地衝撃をソールに受け持たせて走れる距離を伸ばすための道具であり、素材の進化によって、いまでは初心者から選べるジャンルになっています。

選ぶときはソール厚、ミッドソール素材、プレートの有無、安定性という4つの軸で絞り込むと失敗しません。毎日のジョグなら軽さ寄りの40mm台前半、距離を踏んで脚の消耗を抑えたいなら45mm以上のマックスクッション、記録を狙うならプレート入りという見方をすると、候補は自然に絞れます。

同じ厚底でも、軽快に弾むタイプと沈み込んで支えるタイプでは走り心地がまったく違います。走る目的に合う1足を手に入れて、走り終わりの脚の残り方が変わる感覚を確かめてみてください。

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この記事を書いた人

学生のころからランニングに親しみ、これまで複数ブランドのランシューを実際に購入して履き比べてきました。このサイトでは各モデルの機能やテクノロジーの違い、選び方をランナー目線で整理し、用途・性能別のおすすめモデルをわかりやすく紹介しています。

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