- トレランシューズとトレッキングシューズの違いは?
- 各ブランドやモデル別の違いが知りたい
- トレイルラン・トレッキングにおすすめのシューズが知りたい
トレイルランやトレッキングとは、舗装されていない山道や未舗装路を走る・アウトドアアクティビティです。走りを楽しむトレイルランと、歩いて山を登るトレッキングでは、求められるシューズの性格が大きく異なります。
この記事では、トレイルラン・トレッキングにおすすめのシューズの選び方と、用途別のおすすめモデルを10選紹介します。走る人も歩く人も、自分に合う一足を見つけたい方はぜひ参考にしてください。
トレイルラン・トレッキングにおすすめのシューズの特徴
トレイルランニングシューズは山道を走ることを前提に設計され、軽量でクッションが効き、素早いフットワークに対応します。対するトレッキングシューズは荷物を背負って歩く・登ることを前提に、ソールの剛性や足の保護性を高めた構造です。同じ山用シューズでも方向性は大きく異なります。
走りを主体にする方はトレイルラン向け、歩きや登りを主体にする方はトレッキング向けが基本の選び分けです。本記事では用途別におすすめのシューズを厳選しているため、目的に合わせて選んでみてください。
トレイルランおよびトレッキングシューズを選ぶうえで押さえておきたいポイントは以下の5つです。
- 用途で選ぶ(走るならトレラン/歩くならトレッキング)
- ソールのグリップ力(Vibramなど)で選ぶ
- クッション性とドロップで選ぶ
- 防水性(ゴアテックス)の有無で選ぶ
- カットとフィット感で選ぶ
用途で選ぶ(走るならトレラン/歩くならトレッキング)
シューズ選びで最初に決めたいのが、走るのか歩くのかという用途です。走行を主体にするなら、クッション性と軽さに優れたトレイルランニングシューズが適しています。
まずは自分の山の楽しみ方が走るか歩くかを整理することで、トレイルラン向けかトレッキング向けかという大きな方向性が定まります。
ソールのグリップ力(Vibramなど)で選ぶ
山道では濡れた岩・泥・木の根など滑りやすい路面が連続します。アウトソール(靴底の地面に接する部分)のグリップ力は、トレイルラン・トレッキング双方で安全性を左右する最重要ポイントです。
濡れた路面でも止まれるグリップ力を備えたシューズを選ぶことで、下りや渡渉でも安心して足を運べます。
クッション性とドロップで選ぶ
ドロップとは、かかととつま先のソールの高低差を指します。一般的なシューズは8〜12mm前後ですが、ALTRAのようにドロップ0mmのゼロドロップ設計もあります。
走る距離や好みに合わせてクッション性とドロップを選ぶことで、トレイルラン・トレッキングでの快適性が大きく変わります。
防水性(ゴアテックス)の有無で選ぶ
GORE-TEX(防水透湿素材の代表的なメンブレン)を搭載したシューズは、雨天・渡渉・朝露の多い低山ハイクで足をドライに保ちます。トレッキング向けの多くが防水モデルを用意しています。
行く山や季節に合わせて防水の有無を選ぶことで、トレイルラン・トレッキング双方で快適な足元を保てます。
カットとフィット感で選ぶ
本記事で紹介するのは足首の自由度が高いローカット中心のシューズです。ローカットは軽量で動きやすく、走るトレイルランにも歩くトレッキングにも対応しやすいのが利点です。
足の形に合ったフィット感のシューズを選ぶことで、長時間のトレイルラン・トレッキングでも靴擦れやマメを防げます。
トレイルラン・トレッキングにおすすめのシューズ10選
ここではトレイルラン・トレッキングにおすすめのシューズを、用途別に10選紹介します。走るトレイルラン向けと歩くトレッキング向けの2グループに分け、各モデルの特徴・搭載技術・おすすめユーザー層を解説します。
トレイルラン向けのおすすめシューズ
トレイルラン向けは、山道を走るために軽さとクッション、グリップを重視したシューズが揃います。テンポよく走りたいランナーから、長距離のウルトラレースを目指す方まで対応する5モデルを価格順に紹介します。
山道を走るトレイルラン向けのおすすめシューズは以下の5モデルです。
- 【Salomon】Speedcross 6
- 【ASICS】GEL-Trabuco 13
- 【ALTRA】Lone Peak 9+
- 【La Sportiva】Jackal II BOA
- 【HOKA】Speedgoat 6
【SALOMON】Speedcross 6

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | SALOMON |
| モデル名 | Speedcross 6 |
| 重量 | 298g(27cm片足) |
| ドロップ | 10mm |
| アウトソール | Mud Contagrip® |
サロモンはフランス発祥の、トレイルランで世界的に支持されるブランドです。「Speedcross 6」はグリップ性能に特化した看板トレイルランニングシューズで、泥や荒れた地形での走破性を追求した定番モデルといえます。
「Speedcross 6」は価格を抑えつつ定番の安心感がある一足です。初めてのトレイルランニングシューズを探すランナーや、コスパを重視する方、泥やテクニカルな地形を走る方におすすめです。

【ASICS】GEL-Trabuco 13

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ASICS |
| モデル名 | GEL-Trabuco 13 |
| 重量 | 約288g(27cm片足) |
| ドロップ | 8mm |
| アウトソール | ASICSGRIP™ |
アシックスは日本人の足型を研究し尽くした国産大手スポーツブランドです。「GEL-Trabuco 13」は、その知見を注いだトレイルランニングシューズの主力モデルで、フィット感と安定性に定評があります。
「GEL-Trabuco 13」は日本ブランドならではの安心フィットが魅力です。足型のフィットを重視するランナーや、安定志向の初級〜中級者に特におすすめのトレイルランニングシューズです。

【ALTRA】Lone Peak 9+

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | ALTRA |
| モデル名 | Lone Peak 9+ |
| 重量 | 約285g(片足) |
| ドロップ | 0mm(ゼロドロップ) |
| アウトソール | Vibram® MegaGrip |
アルトラはゼロドロップとフットシェイプ設計で知られるアメリカ発のブランドです。「Lone Peak 9+」は長距離を歩き通すスルーハイカーにも支持される、トレイルランニングシューズの定番モデルです。
「Lone Peak 9+」は走りも長距離歩行もこなす自然派の万能モデルです。足裏感覚を活かしたい方、ロングトレイルやスルーハイク志向の方、ゼロドロップ経験者におすすめです。

【La Sportiva】Jackal II BOA

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | La Sportiva |
| モデル名 | Jackal II BOA |
| 重量 | 約300g(片足) |
| ドロップ | 7mm |
| アウトソール | FriXion RED |
ラ・スポルティバは岩登りで培った技術を持つイタリアの山岳ブランドです。「Jackal II BOA」はテクニカルなロングトレイルに向けて開発された、本格派のトレイルランニングシューズです。
「Jackal II BOA」は登攀性能と走行性を高い次元で両立した一足です。テクニカルな日本の山を走る中級〜上級者や、ウルトラ・長距離レースを志向するランナーにおすすめです。
【HOKA】Speedgoat 6

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | HOKA |
| モデル名 | Speedgoat 6 |
| 重量 | 278g(28cm片足) |
| ドロップ | 5mm |
| アウトソール | Vibram® MegaGrip |
ホカは厚底クッションの代名詞として世界的に人気のブランドです。「Speedgoat 6」はオールラウンドに使える看板トレイルモデルで、距離を踏むランナーから絶大な支持を集めるトレイルランニングシューズです。
「Speedgoat 6」は1足で幅広いトレイルをカバーできる完成度の高いモデルです。距離を踏むランナーや、脚への負担を抑えたい方、グリップとクッションを両取りしたい方におすすめです。

トレッキング向け
トレッキング向けは、荷物を背負って歩く・登るための安定性と保護性、防水性を重視したシューズが揃います。登山デビューの入門者から、日帰り〜小屋泊で快適性を求める方まで対応する5モデルを価格順に紹介します。
荷物を背負って歩くトレッキング向けのおすすめシューズは以下の5モデルです。
- 【CARAVAN】C1_LIGHT LOW
- 【Merrell】MOAB 3 Synthetic GORE-TEX
- 【Salomon】X Ultra Pioneer GORE-TEX
- 【KEEN】Targhee IV Waterproof
- 【HOKA】Anacapa 2 Low GTX
【CARAVAN】C1_LIGHT LOW

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | CARAVAN |
| モデル名 | C1_LIGHT LOW |
| 重量 | 約365g(26cm片足) |
| ドロップ | −(非公表) |
| アウトソール | キャラバンNEWトレックソール |
キャラバンは日本人の足に合わせた木型で長年支持される国産ブランドです。「C1_LIGHT LOW」は軽量なローカットのトレッキングシューズで、登山入門者の定番として広く親しまれています。
「C1_LIGHT LOW」は価格・軽さ・防水のバランスに優れた入門の鉄板トレッキングシューズです。登山デビューの方や、低山ハイクと街履きを兼ねたい方、とにかく軽さを重視する方におすすめです。
【Merrell】MOAB 3 Synthetic GORE-TEX

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | Merrell |
| モデル名 | MOAB 3 Synthetic GTX |
| 重量 | 約460g(片足・参考) |
| ドロップ | 11.5mm |
| アウトソール | Vibram® TC5+ |
メレルは累計2,800万足超を販売した「キング オブ ハイキングシューズ」を擁するブランドです。「MOAB 3 Synthetic GORE-TEX」は、その名を受け継ぐロングセラーのトレッキングシューズです。
「MOAB 3 Synthetic GORE-TEX」は手に取りやすい価格で外さない定番の一足です。コスパ重視の入門〜中級者や、日帰りの低山〜里山ハイク、普段履きと兼用したい方におすすめのトレッキングシューズです。
【SALOMON】X Ultra Pioneer GORE-TEX

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | SALOMON |
| モデル名 | X Ultra Pioneer GTX |
| 重量 | 390g(片足) |
| ドロップ | 11mm |
| アウトソール | All Terrain Contagrip® |
サロモンはトレイルランで培った技術をハイキングへ落とし込んだ定番ハイクラインを展開しています。「X Ultra Pioneer GORE-TEX」は、軽快な歩行性と安定感を両立したローカットのトレッキングシューズです。
「X Ultra Pioneer GORE-TEX」は軽さと安定性のバランスに優れた汎用ハイクモデルです。軽快に歩きたい方や、日帰り〜小屋泊の山行、下りの安定感を求める方におすすめのトレッキングシューズです。
【KEEN】Targhee IV Waterproof

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | KEEN |
| モデル名 | Targhee IV Waterproof |
| 重量 | 約540g(片足) |
| ドロップ | 14mm |
| アウトソール | KEEN.RUGGED |
キーンはワイドな足型と頑丈さで人気のアメリカ発ブランドです。「Targhee IV Waterproof」は人気のターギーシリーズ最新世代にあたる、ローカットのトレッキングシューズです。
「Targhee IV Waterproof」はワイドフィットと堅牢性を両立した安心感のあるモデルです。足幅が広い方や、甲高幅広で靴選びに悩む方、耐久性と安定感を重視する方におすすめのトレッキングシューズです。
【HOKA】Anacapa 2 Low GTX

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | HOKA |
| モデル名 | Anacapa 2 Low GTX |
| 重量 | 434g(片足・公称) |
| ドロップ | 8mm(公称) |
| アウトソール | Vibram® MegaGrip |
ホカは厚底クッションの強みをハイキング向けにも展開しているブランドです。「Anacapa 2 Low GTX」は、上位グレードに位置づけられるローカットのトレッキングシューズです。
「Anacapa 2 Low GTX」は価格は上がるものの、歩行の快適性に投資する価値のある上位モデルです。長く歩いても脚を守りたい方や、クッション最優先の方、日帰り〜小屋泊で快適性を求める方におすすめです。
トレイルラン・トレッキングシューズを使うときの注意点
トレイルラン・トレッキングシューズを最大限に活かすために、知っておきたい注意点を解説します。モデル選びと合わせて押さえることで、山での安全性と快適性をさらに高められます。
山でのトレイルラン・トレッキングを安全に楽しむために知っておきたい注意点は以下の4つです。
- 走る・歩くの用途に合った一足を選ぶ
- サイズ選びと慣らし履きのポイント
- 防水モデルの蒸れ対策と手入れ
- ソール(グリップ)の寿命を見極める
走る・歩くの用途に合った一足を選ぶ
トレイルランニングシューズで重い荷物を背負った縦走に出ると、ソールの保護や剛性が足りず足を痛めやすくなります。軽さを優先した設計のため、長時間の重装備歩行には向きません。
自分の山行スタイルに合わせて、トレイルラン向けかトレッキング向けかを選ぶことが、快適さと安全性への第一歩です。
サイズ選びと慣らし履きのポイント
山では下りでつま先が靴の先端に当たりやすいため、0.5〜1cm程度の余裕を見てサイズを選ぶことが大切です。きつすぎると爪を痛め、大きすぎると靴擦れの原因になります。
靴擦れやマメが気になる方は、厚みやクッションのあるトレッキング用ソックスを合わせると、フィットと快適性がさらに向上します。
防水モデルの蒸れ対策と手入れ
GORE-TEXなどの防水モデルは水の浸入を防ぐ一方、夏場は内部が蒸れやすくなります。速乾性のソックスを選んだり、行動内容に応じて非防水モデルと使い分けたりする工夫が有効です。
定期的に撥水スプレーでケアをすることで、防水性能とソールのコンディションを長く保てます。
ソール(グリップ)の寿命を見極める
アウトソールのラグがすり減ると、濡れた岩や下りでのグリップが大きく低下し、転倒のリスクが高まります。ラグの溝が浅くなってきたら買い替えのサインです。
定期的にソールの状態を確認し、すり減りやへたりが進む前に早めに買い替えることが、安全な山行を続けるコツです。
まとめ:トレイルラン・トレッキングシューズで山歩きをもっと快適に楽しもう
この記事では、トレイルラン・トレッキングにおすすめのシューズ10選と、その選び方を解説しました。走るトレイルラン向けと歩くトレッキング向けで、求められる性能が大きく異なる点がポイントです。
入門モデルから上位モデルまで、用途別におすすめのシューズを紹介してきました。最適な一足を手に入れて、トレイルラン・トレッキングでの山歩きをもっと安全に、もっと快適に楽しんでください。


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